ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

科学の力の長生き

2018年09月03日 | 通信-科学・空想

 7月31日、長い間グラグラしていて私のイライラの元になっていた左下奥歯1本がやっと抜けて、翌水曜日に歯科医へ行き抜けた痕処理をして貰う。痕処理の他、抜けた後の処理をどうするか、その前に歯のあちらこちらの不具合の処置、その前に歯の汚れ(歯石やらなんやら)をきれいにしましょうとのことで、木曜日金曜日、次の週の月曜日から水曜日、さらに次の週の月曜日(13日)まで歯科医に通う羽目になってしまった。
 これまで永く歯科医へ行かなかったことのツケ、普段のいい加減な歯磨きのツケが回ってきたということだが、7日間で治療費が11000円余もした。しかもまだ、治療が終わったわけではない。「しばらく様子をみたい」と歯医者通いに疲れた私が申し出、医者が承諾して、今後具合が悪くなったら再び診て貰うということにした。
     

 歯科医通いをして改めて我が身の老いを知る。我が身の老いを知って、先輩農夫のNさんやKさんのことを思い出す。NさんもKさんも今年90歳になる。Nさんはもう3年ほど前から畑に来なくなっているが、Kさんは今でも元気、片道1時間はかかるであろう家から畑の往復を歩いて通っている。1人でコツコツ畑仕事をし、あれこれ作物も年中できている。Kさんは声もしっかりしていて、よく笑う人。ヘビースモーカーでもある。
 そういえばNさんも家から畑へは徒歩通勤で、片道30分くらいは歩いていたと思う。Nさんはまた、日曜日には教会(畑から家とは逆方向に徒歩30分以上)へ通っていた。2人のことを考えると「元気で長生きのためには歩くことかなぁ」と思う。
 私も「趣味は?」と訊かれたら「散歩です」と答えるほどであったのに、300坪の畑を始めた2012年夏からは畑仕事に追われて散歩する機会がぐんと減ってしまった。以前は1時間以上の散歩をほぼ毎週末やっていて、時には3~4時間の散歩もあった。
 「そうか」と思う。散歩をしなくなったから足腰が弱り、それで腰痛を患ったのかもしれない。その腰痛、友人の整体師に「マイナス思考が良くない」と助言され、その助言に従ってできるだけプラス思考をするようになった8月初め以降、一時期に比べればだいぶ良くなっている。しかし、それでもまだ時々痛みがぶり返す。3歩進んで2歩下がるような感じで、長い目で見れば良い方向に向かっているが、完治にはまだ遠い感じ。

 その腰痛、病院へ行って診せてはいない。病院を信用していないというわけではない。昔は平均寿命も短かった。それが今や80台、医療の進歩のお陰だと思う。科学の力によって現代人は長生きできていると思う。歯の治療も「レーザー治療」なんて、今まで聞いたことのない治療法をやって貰った。それがどういうものかよくは知らないが、それで私の歯と歯茎が長生きできるなら、これもまた、科学の力による長生きとなる。
 科学の力の長生きは確かにあると思いつつ、ただ、私の腰は時々良い感じになるので、もしかしたら安静にしていれば自然に治るかもしれないとも思っている。腰痛をはっきり認識してから10ヶ月ほど経つが、今もまだ、我が身の自然治癒力に期待している。
 整体師によると、自然治癒力とは体を元の正常な状態に戻そうとする力らしい。それはセロトニンという体内で作られる物質の力が大きく関わっている、セロトニンは良い気分の時に多く分泌されるとのこと。良い気分、私の場合は・・・やはり散歩かな?ブラブラ歩いて植物や動物の写真を撮ること。心にも体にも良い影響を与えるはず。
     

 記:2018.9.3 島乃ガジ丸