黄色は農夫の味方
夏場の今は少ないが、年中通して職場の庭にテントウムシの類は多くいる。ナミテントウやナナホシテントウは見たこと無いが、ダンダラテントウは「またお前かよー」と嘆くほど見ている。キイロテントウやハイイロテントウもちょくちょく見る。
テントウムシの多くは農作物の敵であるアブラムシや菌類を食べるので、益虫となっている。ダンダラテントウもキイロテントウもハイイロテントウも農夫の味方である。しかしながら、それらが多くいる職場の庭には農作物というものが無い。つまり、職場の庭では、彼らは益虫という役にはあまり立っていないと言える。
私の畑には今(夏)、私の生きる糧である甘藷の他、ラッカセイ、ナス、トマト、ピーマン、ナーベーラー(ヘチマ)などが植えられていて益虫さんは大歓迎なのだが、テントウムシは一匹もいない。テントウムシ類は夏の暑さが苦手なのか、職場の庭でも夏場はあまり見ないので、今はまだいいとして、私の畑では年中通してテントウムシ類を見ない。冬場はキャベツ、レタス、ブロッコリー、春にはインゲン、ウズラマメ、エダマメ、トウモロコシなど植えていて、「どうぞ益虫さん、来てください」なのだが、一匹も来てくれたことは無い。お陰で、キャベツやインゲンなどは害虫の餌食となっている。
今度、職場でキイロテントウやハイイロテントウを見つけたら、私の畑まで移住して貰おうかと考えている。車で30分程離れた場所への強制移住。もしかしたら生態系を壊すことになるかもしれないが、農夫の味方は素人農夫も助けて欲しい。
キイロテントウ(黄色天道虫):甲虫目の昆虫
テントウムシ科 本州以南、南西諸島、台湾、朝鮮に分布 方言名:グスーマヤグヮ
テントウムシの由来は資料が無く不明。広辞苑に漢字表記があり、天道虫、瓢虫、紅娘などと充てられている。本種は体が黄色いのでキイロとつく。
成虫、幼虫共にクワやブドウなどにつくウドンコ病の菌類を食べる。したがって益虫となる。成虫は夜間の灯火にも飛来するとのこと。
体長4ミリ内外と小さなテントウムシ。小さいので気付きにくいが、草葉の中を気を付けて見れば、良く目にすることができる。成虫の出現時期は周年。
交尾
脱皮
記:ガジ丸 2006.7.22 →沖縄の動物目次
訂正加筆:2014.5.22
参考文献
『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行