福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

「見えない」を知る

2010-10-01 05:51:52 | 日記
昨日はロービジョンセンターに付き添いする日。
生憎,手馴れたボラさんもお一人風邪でお休み。福祉亭に入ると,スタッフの目の下が,どうも,具合がよくないぞ!とシグナルを出している。一気に緊張する。
午後のボラさんに,それぞれ早出をお願いする。全体はなんとか,うまくまわり始める。緊張している分,胃が痛み出す。
いつものように,ボラさんが一つひとつ「どうしますか?」とか「どう切りますか?」と丁寧に尋ねてくる。もともと,お伺いを立て,その通りに・・ということが,どちらかというとキライ。やればなんでもでき,賢いかた。
「ご自分で,もう少し考えて!」と,幾分イラつく。いかん,いかんとジブンを落ち着かせる。
そうこうするうちに,12時前に。定食の注文も入り始める。雨足のわりに良い出足。お付き合いしている障がい者団体の代表も,初めてみえたり,久しぶりのみなさんが,お友だちと来てくださったり・・。

ロービジョンに出かける時間となって,出発。渋滞もなく,深大寺の深い緑を見ながら,杏林大学に。
守衛さんに5Fと教えて頂いて直行。実は,これは間違い。でも,眼科の受付で「いいですよ。次回はそうしてください。」と。待合室のソファーに座ると,ほっと。
広々と,明るい待合室。広いので,トイレまでのアプローチが長い。緊張で,トイレが近い。こちらの・・で,ご本人は落ち着いていらっしゃる。

名前を呼ばれ,視力検査。傍らで付き添ったので,どんな見え方なのか,やっと,理解できる。使われている調整した眼鏡でも,左目の視力はほとんどなく,右目が2,5メートル先がなんとか見える状態。
視力検査室から屈折診断室へ。これも,アプローチが長い。付き添いなしに大学病院は無理。

「書かれたものが読みたい!」という強いご希望。大きな拡大読書器を進めてくださる。見えやすいとおっしゃるのは,画面の白黒が反転している。字を読むという感じではなく,光で読むという感じ。慣れれば,書類の名前くらいは,書けるかもと。ちょっと,難しそう。書類を書く時のカード型のマーカーもあった。
壁には緑内障のポスターも貼ってあるので,読んでおく。

診察代が140円だった。びっくり。1時間以上の対応。「保険」というもののありがたさを痛感。障害者手帳をお持ちのせいかも。
福祉亭に戻り,障がい福祉課の担当とも連絡をとる。

大仕事というか,おお勉強の一日でした。
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