福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

思いがけず

2013-07-19 06:13:37 | 日記
福祉亭のボラさんたちとのお付き合いも長くなってきた。
毎週、毎週、一緒に仕事を通して、様々な持っておられるものに触れる。
それは、家族だったり、人生の過程で獲得しておられるご友人だったり、培われた能力だったり。
様々。
一人のかたの人生の時間が凝縮されている。
日々、何気に語られる言葉や、ご自分を表現されるファッションのセンスなどにも、お人柄を垣間見る。
それでいて、まだ、そのボラさんが持つものに、気付かないことがある。
そのかたの技量だったり、センスだったり。
それが、実に新鮮。
小さな驚きの一瞬は、こちらの五感を刺激する。

なあんて、書いていくと、また、「上から目線」と、おしかりを受けるかもしれないですね。
でも、「上から」ではないんです。
そうではなく、ひょんな偶然から、共に人生の時間を共有する存在として、そのかたに触れる、そのことが、楽しいんです。
嬉しいのです。
ボラさんは、それぞれ個性的です。
その個性に手を焼いたり、悩んだり、時には、腹を立ててみたり。
でも、とにかく、なんとか、それをしのいでいると、それぞれが、かわいくみえる一瞬ってものがあるのです。
まったく~~と思いながら、別の見方をしているジブンに気づいたりするんです。
あんたのほうこそ・・って、また、言われますね。

昨日も、いろいろ発見があったんですが、一番、びっくりしたのは、ご利用者さんの一言。
「教えてもらえれば、会計をお手伝いします。」と。
ムグ~~ッ!!!
だって、入退院をされながら、腰痛に悩まれている姿しか、目に入っていなかったんです。
うん???
「PCの入力もあるのよ。」と言う。
お相手は、動じません。
「10年前は、やっていたから・・」
そうか!!
でも、もちろん、それは、ダメなんです。
当時のXPから、時代は、セブン、エイト・・と、どんどん進んでしまったのです。
手取り、足とりしながら、ご一緒することは、こちらの時間とエネルギーが、不足しています。
現実世界と格闘するには、ちょっと無理です。

あ~~、こんなかただったんだ・・と、そのかたの目の輝きに、改めて、見入る。
福祉亭が、会計担当を探しているってことを、気に留めてくださっている。
今、ワタシの目の前の姿は、そのかたの仮の姿。
見えない姿を見ないと。






コメント
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