10周年の記念誌のための準備。
ご利用のみなさんのひとこと集め。
追いまくられるような日では、なかったので、ぼちぼち取り掛かる。
まず、目の前に座るお兄さんから。
ずっと、苗字では呼んでいる。
でも、その漢字も知らないことに気づく。
改めて、聞く。
「それから、お名前のほうは?」
「けんじ」
「漢字も教えて」
「かしこいと数字のに」
「名前負けなんだよ」
「そんなことないでしょ」
こんな調子で、何人かお名前とコメントを伺う。
知らなかったお名前を聞き、漢字にすると、ご両親が何を願って命名したかがほのかに伝わってくる。
誕生を喜び、両親の期待と希望を託した名前。
「へ~~~」
言葉にすると、こんな言葉しか出てこないのですが、心底感動。
お一人おひとりを、大事にしないとなあ・・と。
福祉亭を利用されるお客ということだけではなく、そのかたの存在そのものを、大事にしないと。
コメントに入ると、もちろん、どのかたも、感謝の言葉をくださる。
英語のコメントも出てきた。
ちょッ、ちょッと待って・・・と、内心慌てる。
「コメントは英語で、ですか?」と、尋ねたり、聞きもらしてもいけないし。
30字程度のコメントですから、なんとかこちらの耳のほうも、対応。
10年の間、ほとんど、毎日みえるかたを、目の前にすると、なにか微かに、こみあげるものが、お互いにある。
「あっというまだった」と、にこにこ。
「そうだったねえ。いろいろあったけれどねえ・・」
「もう亡くなったひとのこと、思い出す」と、遠い目。
うん、と無言で頷く。
ご利用のみなさんのひとこと集め。
追いまくられるような日では、なかったので、ぼちぼち取り掛かる。
まず、目の前に座るお兄さんから。
ずっと、苗字では呼んでいる。
でも、その漢字も知らないことに気づく。
改めて、聞く。
「それから、お名前のほうは?」
「けんじ」
「漢字も教えて」
「かしこいと数字のに」
「名前負けなんだよ」
「そんなことないでしょ」
こんな調子で、何人かお名前とコメントを伺う。
知らなかったお名前を聞き、漢字にすると、ご両親が何を願って命名したかがほのかに伝わってくる。
誕生を喜び、両親の期待と希望を託した名前。
「へ~~~」
言葉にすると、こんな言葉しか出てこないのですが、心底感動。
お一人おひとりを、大事にしないとなあ・・と。
福祉亭を利用されるお客ということだけではなく、そのかたの存在そのものを、大事にしないと。
コメントに入ると、もちろん、どのかたも、感謝の言葉をくださる。
英語のコメントも出てきた。
ちょッ、ちょッと待って・・・と、内心慌てる。
「コメントは英語で、ですか?」と、尋ねたり、聞きもらしてもいけないし。
30字程度のコメントですから、なんとかこちらの耳のほうも、対応。
10年の間、ほとんど、毎日みえるかたを、目の前にすると、なにか微かに、こみあげるものが、お互いにある。
「あっというまだった」と、にこにこ。
「そうだったねえ。いろいろあったけれどねえ・・」
「もう亡くなったひとのこと、思い出す」と、遠い目。
うん、と無言で頷く。