福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

記録と記憶

2012-11-07 05:08:02 | 日記
久しぶりに「わたしの街」を見た。
カメラの南さんも亡くなられ、映像の中の幾人かは、もう他界された。
福祉亭を卒業されたボラさんもおられる。
福祉亭の日常がありのままに、映し出されている。
撮影の時、監督さんに「日常の記録をしなくてはいけないと思いながら、できていません。よろしくお願いいたします」と、商店街を歩きながらお話した。
そのとおり、ほんの一時期の記録ではあるけれど、余すことなく納められている。

夕方、首都大のドクターさんが福祉亭にみえて、お願いしてあった写真を頂けた。
撮影した日々の記録が3ギガほどになる・・と。
ギガの意味がよく理解できないけれど、膨大だ・・ということだけは、わかる。
メモリーにコピーをお願いした。
何本になるのか。
そのままでいいので、よろしくと。
記録としてキチンと保存をしないと。
日常の慌ただしさは、記録をさせるゆとりもない。

ラウンジで伺ったお話は、記憶の中の一場面。
オンナというものが、抱える何かと言ったらいいのか、人間のもつ何かというのか。
継子と継母の物語。
今でも、時々、虐待の挙句、子どもが亡くなってしまう事件がニュースになりはするけれど。
しつけの一環と言って、親が、虐待を否定したりする。
伺ったお話は、10年ほどして、実母のかたが、引き取ってくださって・・と、救いがあった。
こんな記憶を抱えながら、人生を過ごされるかたもおられる。
すごいことです。

いつも、苦労ばなしの最後には、「この中で、何も苦労していないのは、あなた」と言われてしまう。
十分福祉亭で、苦労させて頂いています・・と、言い返すのですが。
笑われておしまいです。
コメント
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