福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

結局のすがた・・

2011-01-25 08:38:59 | 日記
午前は市民評価。
「人間」や「市民」のとらえかたで、やりとりが続く。
機能としての人間の身体と行動は結局のところ・・食べる、寝る、出す、動く、浴びるの五つに集約されるという意見が有識から出された。
考える、認知するは別のくくりにあるのですが。
事例として出されているものの中に、お風呂をきらい、絶叫して風呂場の窓から逃げ出そうとする・・というものもあり、介護スタッフの苦労が伺えたり、その処遇の困難さに、とまどったり・・

シャンプー嫌いだった我が子に手をやいた遠い日の記憶も蘇る。
ギャンギャン泣きわめく子に、最初はなだめ、すかしてみるけれど、一切の言葉も、慰めも、拒否する小さな姿に、最後は、しびれを切らして、強引にシャンプー。
でも、子どもは、その時をしのげば、成長もし、まだ、親の力は強い。

評価であげられる事例は、ある意味では「成長」或いは「進歩」という世界観はなく、考えられる最大が「維持」という世界におられる「人」という存在。
そして、守られなければならない、その尊厳。
ねじ伏せるわけにはいかない。
ねじ伏せられるわけもない。

会議をすませ、大急ぎで、戻った福祉亭。
穏やかなクウキ。
病院の予約をキャンセルしてサポートしてくださった理事長。
連続で厨房に入っていただいたボラさん。
みなさんに、ただ、感謝。

投げ出したくなる気持ちは、ジブンの弱さと甘え。
コメント
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