藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

「緊張」と「緩和」を繰り返そう。

2005年10月09日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート9

フィジカルな部分も、メンタルの部分も、バランスが大事です。


柳先生「勉強とスポーツ 一見相反しているようで 実は共通している・・筋肉は強い刺激を長時間かけ続けると 逆に鍛えられない・・・脳もこれと同様 ストレスの連続は絶対避けるべきだ 「緊張」と「緩和」の繰り返し・・・これが効率的なトレーニングであり これを「継続」することによって「成果」は確実に得られるのだ」


テニスで集中できる人は、「緊張」と「緩和」のバランスをコントロールしています。
この、「緊張」と「緩和」を交互に繰り返しましょう。
しかし、実際には緩和しっぱなしで、ポケ~としちゃっている人と、緊張しっぱなしでガチガチになってしまう人に分かれます。
これは、本人は意外と気づきにくいものです。
なぜなら、自分では別にポケッとしようと思ってはいませんし、ガチガチになろうとも思ってないからです。
自分の状態を確認することは、かなり注意していないと意識が向いていきません。
僕の観察によると、一番多いパターンは、緊張状態が続いて精神的ストレスがピークを超え、緊張の糸がプチンと切れると、しばらくポケ~としてしまうようです。

上達するためには、高いレベルでも集中状態を作り出すことです。
この質が重要です。
僕の場合、イメージと実際のプレーが一致する、高い集中力を発揮しているとき、いわゆる「ゾーン」に入っているときは、非常に気持ちがいいです。
冬の寒い日に、あったかいお布団に入った瞬間のような気持ちよさです。
しかし、なぜか「誰にも負ける気がしない」という感じがします。
このときの特徴は、程よい緊張感を保ちつつ、非常にリラックスしています。
「緊張」と「緩和」のバランスが、絶妙にとれています。
そういうときは、ボールのスピードが通常よりもゆっくりに感じたり、ボールがよく見えたり、打球感が鋭敏になったりします。
この「ゾーン」に行くには、現状の自分の状態を受け入れて、その上で「緊張」と「緩和」を繰り返します。
プラスとマイナスの振動幅のバランスをとるのです。
そして、少しずつその振動幅を狭めていく感じです。

例えば、自分がサービスゲームのときに、0-30で負けていると「これはちょっとヤベーぞ・・・次のポイントはなんとかしなきゃ・・・」と思います。
すると緊張してきます。
そのとき「あっ!今緊張してきたぞ!」と素直に認めて、受け入れることが大事です。
「そんなはずない!」と、この緊張を否定したり、無視したりすると、どんどん緊張度が上がります。
「あっ!緊張してるな!」と感じたら、その緊張感とうまく付き合いながら、力みすぎないように、グッと思い切り力を入れてから、スーッと脱力したり、筋肉に緊張と緩和を交互にすることで、リラックスしていきます。
さらに、深呼吸を加えると効果的です。
精神と肉体はリンクしているので、体の状態をコントロールすることで、精神状態もコントロールしていきます。
「緊張」と「緩和」のバランスをとりましょう。



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