藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

基礎をしっかり固めよう。

2005年10月23日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート23

なんでもなさそうに、楽そうに打っている人がいます。
こういう自然体でプレーしている人は、実はスゴイ人かもしれません。


桜木「では・・・どうやって偏差値を伸ばすのか・・手っ取り早い解決策は 知識を単純に増やせば それで済む・・・暗記物の科目でがんばれば 2や3くらいならすぐに上がる しかし必死に暗記しても張子の虎 大きく伸びはしない ではどうするか・・・まず“勉強体力”をつけることが大切だ」
井野先生「“勉強体力”?」
桜木「そうだ・・・スポーツ競技で勝つためには まず強い筋力とスタミナが要求されるように 勉強にも 最後までやり遂げられる基本的能力が必要・・・その基本的能力こそが まさに基礎学力なのだ・・・具体的には 徹底した基本問題の反復・・・基礎学習が全ての根源であり まさに王道・・・まず基礎しっかり固めるのが 偏差値を上昇させる条件の一つだ」


テニスが上達したいと考えている人で、陥りやすいパターンがあります。
それは、一発逆転の大技に走ってしまうパターンです。
「クールドライブ」とか「波動球」みたいに、オリジナルの必殺技を身に付けようとしますが、しばらくすると、基礎に戻ってきます。
基礎力がないと、応用が利かないことがわかるからです。

テニスが上手い人と、そうでない人の差は、基礎レベルの違いです。
この“基礎レベル”は、経験を積んでいくうちに理解できるようになってきます。
だから、初心者はなかなか気付かないものです。
もの凄く早い球を打ってきたり、派手なパフォーマンスをすればわかります。
しかし、上手い人とラリー練習をしていても、その人がフツーのフォームで、取り易い球を返してくれていることには、なかなか凄さがわかりません。
どんな球を打たれても、相手が取り易い場所に返してあげることは、すごい技術力です。
基礎がしっかりとしていないと、難しいです。

上達するには、基礎をしっかりと固めていくことが大切です。
そのために、繰り返し、繰り返し、反復練習をします。
しかし、中には基礎練習からなかなか抜け出せない人もいます。
応用練習に進むレベルではないと、自分を過小評価してしまうパターンです。
基礎をしっかりと固めるのは、上達のための一番の条件ではありますが、基礎練習だけでも、やはりダメです。
テニスの醍醐味はゲームにあるので、実践のイメージが定着しないと、応用が利かなくなるからです。
テニス上達のイメージは、あっちに行ったり、こっちに行ったりしながら進んでいく感じです。
遠回りのような気がしますが、実はこの方が近道です。
とことん基礎練習をすれば、試合で勝てるかといえば、そんなことはありません。
とことんゲーム形式の応用練習をしても、基礎力がなければ勝てません。
理想は、基礎→応用→基礎・・・と、応用で行き詰ったら基礎に戻り、またチャレンジするといったサイクルです。
基礎は地味な作業が多いですが、応用練習で自分の改善したいポイントが見えていれば、基礎練習は楽しくクリエイティブなものとなります。
基礎を固めましょう。



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