藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

満点を目指そう。

2005年10月07日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート7

評価に対する受け止め方で、上達のスピードは変わってきます。
6-6タイブレークで、5-7で負けたとしても、負けは負けです。
おそらく、この場合、勝敗を分けたのはちょっとの差です。
このような結果になったとき、あなたはどう思いますか?


矢島「5,6個間違ったくらいどってことねえだろ!」
柳先生「どうってことない・・・だと?ひとつ不正解で99点は0点と同じ!満点以外は意味がないんだ!」
矢島「ムチャクチャ言うなよ・・・・」
柳先生「99点で満足するやつは 次のテストで98点でもだいたい良しとする・・・そうすると97,96でも許してしまう・・・そうやって妥協する 自分を甘やかす!楽なほうへ自分を逃がす!そうやって今まで生きてきたんだ!矢島ぁっ!」
矢島「う・・・うるせえ!」
柳先生「あとは言い訳だ!自分の甘さを棚に上げて みんなまわりのせいにする!お前の場合はなんだ!親か・・・兄弟か!?」
矢島「だ・・・黙れ!クソジジイ!」


テニスが上達するには、完璧を目指すことです。
この気持ちが重要です。
もちろん、実際に完璧にできることはほとんどありません。
しかし、99点で満足してしまってはいけません。
より完璧を目指していくことが大事です。
上達とは、1点でも上がるように、積み上げていく作業です。

僕自身は、不完璧主義者です。
だいたい、世の中に完璧なものはありません。
試合でミスがないことなど、ありえないのです。
「100%ではなくてあたりまえ」と思っていますが、意識の上では100%を目指しています。
ここが、上達する人と、上達しない人の分かれるポイントです。
上達する人と、しない人の差は、実はちょっとしたことです。
要求水準のラインがどこにあるかが大事です。

完璧主義者で、要求水準のラインが高い人は、頑張る人です。
しかし、こういう人に限って、あるときパッと諦めてしまいます。
急にバーンアウトしてしまうタイプは、完璧主義の人です。
いつまでたっても満足感が得られないので、ストレスを貯めてしまい、限界を超えるとイヤになってしまいます。
100点の理想と、現実のギャップが開きすぎていると、無理が生じます。
「いくら頑張っても、100点には程遠い・・・」となると、やる気が失せてしまうのです。
ポイントは、99点のとき、100点を取ろうとすることです。
もう少し努力すれば、手が届きそうな範囲で、全力を出し切りましょう。
出し切ることで、結果に反映する内容の努力が、一番モチベーションを高めます。
現状の位置がわからないことが、辛いのです。
99点で「ミスはつきものだけど、99点は立派だなぁ!」と安心してしまうと、次は98点になります。
安心することで、立ち止まってしまうからです。
「99点かー!惜しかったなぁ、もう少しで100点だ!どこのポイントで失敗したのかな?」と一歩一歩前進する人は、同じ99点でも、99.1、99.2・・・と積み上げていけるのです。
99点で満足するなと言ってるわけではありません。
全力でチャレンジした結果は、「よく頑張ったな!」と評価していいのです。
ただ、大事なのは、いつまでものんびり立ち止まっていないで、次のポイントに向かって歩き始めることなのです。



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