藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

悩んで、笑おう。

2005年10月27日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート27

人は、みんな何かに悩んでいます。
悩んでいない人はいません。
差が出るのは、悩みに対する接し方です。
悩みを味方にすることで、テニスは上達します。


桜木「それはな・・・・人間は悩む存在だからだよ」

矢島「悩む?」

桜木「ああ そうだ・・・たとえ人間は自分の望むもの全てを手に入れても 必ず何かを望む・・・他人から見れば取るに足らないつまらない悩みかもしれない でもその人間にとってはどうしても無視できない切実な悩みだ・・・人より楽して学校入った 世間から騒がれるスターになった・・・周りから見ればうらやましいことだろうが 必ず何か 心に抱えている 悩みの尺度は 本人がどれくらいつらいかだけだ 周りの誰にもわからない・・・だから・・他人を見て 得してるとか思うのは無意味だ」

矢島「ちょっとまてよ 人より得したいなら東大入れって言ってただろ」

桜木「当たり前だ・・・東大入れば得に決まってんだろ それは自分にとってという意味だ 他人から見て得してると思ってもらうためじゃねえ・・・ただ・・入学して得したと思っても ほんの一瞬だ 喜ぶのなんてつかの間 少ししたら またすぐ色々考えて悩むんだ・・・・要は人間 得したと思ってもそんなに長くは思い続けられないってことだ・・・」

矢島「なんか・・・それってムナシくねえか」

桜木「いや 全然・・・・次があるから・・・その先に また新しい何かがあるから面白ぇんじゃねえか・・・・」


僕は仕事柄、毎日のように「私、悩んでるんです」と相談されます。
「サーブで悩んでるんです」「フォーメーションで悩んでるんです」「人生で悩んでるんです」・・・など、いろいろです。
テニスコーチはカウンセラーだと思っているので、一生懸命に聞きます。
そして、そのような相談に対して、ポンと答えを教えます。
でも、また次は、違う悩みができて、また相談に来てくれます。
悩みは、なくならないものです。
1つ解決したとしても、またすぐに出てきます。
悩みに対する考え方で、テニスの上達の仕方が変わってきます。
だいたいの人は、悩みとは悪いものと考えています。
しかし、僕は結構悩んでいるのが好きです。
悩みをポジティブに捉えています。
「どうせなくならないんだったら、楽しんだ方が得じゃん!」と考えています。
すると、悩みの本質から目をそらさなくなるので、次のステップに進めるヒントが、悩みの中から発見できます。

悩み方が中途半端なのが、一番苦しいのです。
とことん、向かい合った方が楽しいです。
例えば、サーブが入らなくて悩んでいる人が、「しっかり打点を合わせているつもりなのに、なんで入らないんだろう?困った~!・・・ダブルフォルトしたらどうしよう?サービスキープできない!パートナーに迷惑をかけちゃう!試合も近いのにどうしよう・・・」と悩んでいるとします。
そういう場合は、コーチなどに聞くか、スタンスはこうでいいのか?腰の回転のタイミングはこうでいいか?肩の位置は正しいか?イメージは出来てるか?・・・など、とことん悩みの原因を追究してみましょう。
原因が明確になってくると、解決法も見つかります。
「ようし!この悩みにとことん付き合って、クリアーしてやるぜ!」と面白がってやることで、悩みと前向きに接しましょう。
きっと、悩みは成長の手助けをしてくれる、味方になってくれますよ。



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