藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

テクニシャンを目指そう。

2005年10月13日 | テニス
『ドラゴン桜』に学ぶ、テニス上達法 パート13

テニススクールでは、主に打ち方などの“技術”を教えてくれます。
つまり、テクニックを学んでいます。
テクニックが上達の基本です。


桜木「このようなテクニックは 付け焼き刃では身につかない 普段の地道な努力の上に立つもの・・・周到な準備と訓練の反復 つまりテクニックを持っているということは・・・その人間には 計画性 持続性 実行力 そのうえで目標を達成しようという情熱があるということだ・・・つまり テクニックを持つ人間こそ大いに尊重されるべきなのだ」


テクニックと聞いて、どんな印象を持ちますか?
日本人選手が、なかなか外人選手に勝てないのは、技術力の差だと言われています。
僕もそう思います。
もしかしたら意外に感じるかもしれません。
普通に考えると、背の高さやパワーなど、体格的なものを想像するかもしれません。
もちろんそれもありますが、それ以上にテクニックだと思います。
プロでなくても、どうもテクニックよりも、努力や根性のようなものに流れてしまう傾向があるようです。
試合の前などは、僕の場合「スライスの深いアプローチから、浮いてきたところでボレーをアングルに打っていきましょう」など、その人の持っている技術を、効果的に活用するにはどういうパターンが有効か?を考えて、アドバイスをします。
しかし、試合で他の人のアドバイスを聞いていると、「頑張れ!」「弱気になるな!」「気合だ!」「自分のプレーをしろ!」「慌てるな!」みたいな感じです。
どうも具体性がないものが多い気がします。

テクニックというと、あまりよくないイメージを持っている人がいるみたいです。
どこか「汚い」「ずるい」という印象があるようです。
僕が、サイドスピンで曲げたり、ドロップで落としたりすると「ずる~い!」とか言われます。
どうやら「裏ワザを使った」とか「真っ向勝負から逃げた」という感じに思うようです。
しかし、同じ技でも、上級者に対して使うと、反応は違ってきます。
「スゲェ~!」「やるな~!」となります。
そのテクニックを習得することが、いかに大変な努力を必要とするか、経験的に理解しているからです。
逆に、「そんなテクを持っていたのか!」と尊敬の眼差しです。
そうすると、嬉しくなって、ますますマニアックな技を磨くという、好循環に入ります。

そもそも、テニスに正攻法も汚いもありません。
テニスは楽しむものです。
持っているテクニックの種類が多いほど、選択肢が広がるので、楽しくなります。
ドラクエだって、レベルが上がって、使える呪文の数が増えるとますます面白くなります。
それと同じです。
基本フォームだって、テクニックの1つなのです。
テクニックは努力の結晶です。
技術を高めましょう。



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