ゴールデンウィークに入っている。今年は曜日のめぐり合わせで5月2日(月)と6日(金)に休暇を取れば10日という大型連休になる人があるという。リタイアした者にはピンと来ないGWである。ただし、所用で一昨日から夜行バスで行った飛騨高山の帰りに二十数キロの渋滞に遭いGWらしさを味わせてもらった。
今日の新聞のスポーツ欄での話題を二つ。一つは競馬の春の天皇賞でキタサンブラックが優勝した。知っての通り歌手の北島三郎さんの持ち馬である。持ち主が有名人なので知名度は高かったが、昨年秋の菊花賞で重賞のG1レースに勝ち、実力的にも認められるに至った。今回はゴール直前で競り合っての優勝とのことだが、血統的には苦手とされる距離での勝利であった。馬主の北島さんはその2日前に春の叙勲で旭日小授賞の受賞が決まったばかりで、重なる栄誉にご満悦だったとのことである。
二つ目は女子ゴルフの話題。静岡で行われたサイバーエージェントレディス大会で優勝したのは福嶋浩子選手。私は名前も知らなかったのだが、かつては日本女子プロゴルフ界をリードした福嶋晃子選手の実妹だそうで、38歳、180試合目の初優勝という。姉の晃子選手は日本人女子としては恵まれた体格で、私は好きな選手ではなかったが一世を風靡した。その姉が認めるほどの教え上手だが、気弱な性格でプロのトーナメントには向いていなかったようだ。遅咲きと言ってもこれで脱皮できたとは言えない厳しい世界だと思う。
ゴルフトーナメントでは熊本で大地震が起きて以降男女とも熊本出身の選手が優勝争いを演じて話題が高まり、被災地域の人たちの励みになっている。東日本大震災の後に仙台をフランチャイズとするプロ野球の楽天イーグルスが優勝して地元に勇気を与えたことを思い起こす。
地震の方はまだ余震が収まらず、また土砂崩れに飲み込まれたと思われる行方不明の学生さんの捜索作業が打ち切りになった由。地震の爪痕は過酷である。