今日は節分。節分と言えば豆まき。ところが今日日(きょうび)、節分で「フクハーウチ、オニハ―ソト」という豆まきは大きな寺社の行事でしか見られなくなった。マンション住まいでは窓を開けて豆をまくことも出来ない。代わって東京近辺でも「恵方巻」一辺倒になって来た。でもこれはバレンタインデーのチョコレートみたいな”節分商戦”に乗せられている感じがしてならない。どこのスーパーもコンビニも、回転すし屋もこぞって恵方巻で、私などウンザリして買う気も起らない。大阪を中心にして関西地方で節分に縁起の太巻きずしを食べる習慣を何でもセブンイレブンが全国展開を始めたものらしい。やはり、まんまとその商戦に乗せられたものなのだ。
下の写真は久しぶりに”参加した”深大寺の節分会豆まきの様子。地元の和太鼓演奏などのアトラクションの後、地元調布市ゆかりの俳優や落語家、女子柔道のオリンピック選手など(ゲゲゲの鬼太郎の着ぐるみも)のまき手が特設台に勢ぞろいして一斉に袋入りの煎り豆をまいた。拾う側の善男善女は4,5百名ほどか。多すぎて外の方にいる人には届かず、私も結局一つも拾えなかった。今年は福が来ないかもしれない。
豆まきが始まる 願いむなしく豆はなかなか飛んで来ない
今日は朝から元プロ野球のスター選手清原和博の逮捕の話題で持ちきりだったようだ。2年ほど前に週刊誌で取り上げられたように、かねてから覚せい剤使用の疑惑が持たれていたが、とうとう警察の手が入ったということか。さんざん報道され尽しているので、改めてスター街道を走った球歴を振り返ることはやめるが、「光と影」の光が輝くほど影は濃くなる。現役引退後に深い影が襲っていたのであろうか。それにしても近年の彼の顔は極道のそれに近かった。かつてオリンピックの陸上100メートルで薬物使用のため金メダルを剥奪されたベン・ジョンソンの獣(けもの)に似た表情を想い起す。
スキー・ジャンプのW杯(ワールドカップ)で女子の高梨沙羅選手が圧倒的な活躍をしている。日本で開催された大会を含めて9戦で優勝8回、全く他を寄せ付けない強さである。これほど抜きん出て世界に君臨した日本の女子アスリートは、他には国民栄誉賞に輝いたレスリングの吉田沙保里選手しかいないのではないか。
「絶対女王」と呼ばれ「金メダルに死角なし」と報じられた一昨年のソチ五輪でまさかの4位。その失意はどれほど大きかったであろうか。その中から立ち上がる姿を多くの国民が見守っていたに違いない。そして見事な再起と成長ぶりを今見せてくれている。
容姿の話で失礼だが、美人アスリートが多く見られる昨今、高梨選手は決して美人とは言えないが実に可愛らしい。そして話ぶりは足が地に着いていて且つのどかさを感じる。テレビで観ていてすがすがしい。私も家内も「沙羅ちゃん」と呼んでファンになっている。これからどれだけ優勝数を伸ばすのだろうか、楽しみである。