フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

思い出話に花咲かす

2012-09-09 20:59:59 | 日記

   山積する内外の重要課題を棚上げにして国会は休会され、二大政党たる民主、自民両党は今や党首選に血道を上げている。両党では野田、谷垣の現職が続投を表明しているが、これまでの党運営などに対する批判や不満がうっ積していること、近づく衆議院総選挙に「現職では戦えない」などの党内事情が全く共通している。面白いものだ。
   また総選挙に絡んで、橋下徹氏率いる「大阪維新の会」が「日本維新の会」として国政に参加することが大きな話題を呼び、政局の台風の目となっている。「維新の会」が国政の第三極を成すのか、連携や連立などに至るのか、メディアの方も虚々実々の動きを追ってかまびすしい。

   話題を変えて、昨日は会社時代の大先輩と会って昼食を共にした。その先輩U氏とは毎年年賀状を交わしているが、昨年の夏にお誘いを受けて久しぶりに歓談、それ以来1年ほどの間の元の会社のめまぐるしい動きについての情報などを話した。
   U氏は会社の要職を退任後、今の会社で80歳を超えてなお現役で仕事を続けておられるのだが、通勤ラッシュの時間は避けているものの毎日1時間半かけて出社しているのだから恐れ入る。
   元の会社では私の15年先輩に当る。私が部長職、U氏が会社ナンバー3の役職時代の20年ほど前に2人で南米チリに出張したことが、現在まで交流が続く縁となっている。当時の会社の主原料の新しい輸入先の現地視察ということで、その原料の購買を担当していた私が同行することになったのだ。
   日程は約2週間、時期は日本と季節が逆になる現地との気候差が少ない10月が選ばれた。日程の全ては輸入元である大手商社がアレンジし、通訳を兼ねて全行程の同伴者を付けてくれた上、立ち寄り先には別途に現地の日本人職員をつけて朝から晩まで同行し案内してくれた。もう至れり尽くせりであった。
   往きはニューヨークに寄ってからチリの首都サンチャゴに入り、サンチャゴをベースにチリ国内を視察して回った。帰りはアメリカの代表的なリゾート地であるマイアミビーチで3日ほどの休息というおまけまでついて帰国した。
   まあ一般的に海外に出張すれば少なからずの歓待は受ける。ましてお得意様として招かれる立場で行けば下にも置かぬもてなしを受けることが多い。しかしこの時の歓待ぶりは徹底していた。私にとっては勿論のこと、U氏にとってもその前その後を含めてこれほどの”大名旅行”の出張は経験がないと言っている。後で伺った話だが、その大手商社出身の当時の社長がナンバー3のU氏のために古巣の商社に「よろしく頼むよ」と口添えをしていたものらしい。数々の歓待や良き思い出が如何なものであったかは割愛するが、帰国した時に「怨嗟を招くから社内では余り吹聴しないようにしよう」と2人で申し合わせをしたものである。昨日はそんな思い出話に花を咲かせたのであった。

[今日の花]

下の写真左は見事に真っ赤に熟したサンゴジュ珊瑚樹:スイカズラ科)の実、中はそれをクローズアップしたもの
右はヤブミョウガ藪茗荷:ツユクサ科)、黒いのが実で白い部分はまだ残っている花

    

下右はオオイヌタデ大犬蓼:タデ科)
中と右はどこにでも生えるオオアレチノギク大荒地野菊:キク科) 

    

 
 

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