梅雨前線が居座って豪雨の被害が続いている九州地方を尻目に、昨日四国から関東地方に至るまで梅雨が明けた、と発表された。確かにこの数日は各地での猛暑が報じられていたので、まあ「やっとか」という気持ちである。前号のこのブログは『梅雨明け間近:陽と陰を撮る』のタイトルであったが、これは昨日の梅雨明けを予測したものではない。その日見た日差し、特に夕刻近くの陽(ひ)と陰(かげ)が梅雨の晴れ間のそれではなく、カラッとした真夏の到来を肌で感じたのである。事実、それから東京地方では雨は降っていないし、暑い日が続いていた。
一昨日はテレビや新聞で熱中症対策が呼びかけられている中、教え子の研修生を東京見物に連れて回った。大宮駅まで迎えに行って引き返し、今回は浅草(スカイツリーを含む)~上野(アメ横など)~銀座・・・という地下鉄銀座線沿線巡りであったが、「海の日」の祝日とあって、この暑さにもかかわらずどこも人出で一杯であった。さすがに帰宅時にはぐったりして、すぐぬるい風呂に浸かって疲れを癒した。
スカイツリーと人物を一緒に撮るのは一苦労・・・ 休日午後、ホコ天中の銀座のど真ん中
昨日は、「みんなのブックカフェ」 (http://blog.livedoor.jp/kt000000/?p=3 をご覧ください)の定例開催日。小さなお子さんからお年寄りまでが集える場所づくりのコミュニティー活動なのだが、たまたまその会場がある児童公園に来ていた近くの幼稚園の親子連れが約10組ほど、園内での猛暑を逃れてクーラーの効いている地区公会堂の中でのカフェの思わぬ来客となった。”常連”の来客に交じって、冷房の効いた快適な室内で親子思い思いに寛いだり(写真下左)、ブックカフェ定番のけん玉やヨーヨーなどの子供遊びやS先生が手ほどきをする人気のステンシル画に挑戦する子供たち(写真下中)などで賑わった。またこの暑い中、園内を周遊するリヤカー乗り遊びも希望者殺到で担当スタッフは汗だくであった(写真下右)。私もその手伝いをした時には、汗の吹き出た姿に「いいダイエットになりますね」と励ましていただいた。
猛暑を感じ、また猛暑を忘れた一日でもあった。
[今日の花]
左下:斑の入った葉が美しいフイリギボウシ(斑入り擬宝珠 :ユリ科 )
右下:カライトソウ(唐糸草:バラ科) まるで何かの動物の尻尾が垂れているみたい
左右下:アガパンサス(別名ムラサキクンシラン:ユリ科? 分類によってはヒガンバナ科ともアガパンサス科ともされる) 園芸用に鑑賞されていたが、野生化したものもよく見かけるようになった
左下:クサキョウチキトウ(草夾竹桃:ハナシノブ科) キョウチクトウとは縁がないもの。園芸では別名宿根クロックスと言うそうである
右下:サルビア(シソ科) 園芸の鉢植えなどでお馴染み