♪ 梅は咲いたか桜はまだかいな
柳なよなよ風次第
山吹ゃ浮気で色ばっかり
しょんがいな~
江戸俗曲の有名な一節である。
水戸偕楽園を初め、全国的に梅の開花が大幅に遅れているが、この数日で大分咲き出したようだ。井の頭公園も春の訪れが遅く、ようやく梅が綻び始めたところである。梅園全体ではまだ1分程度といったところだが、写真左下のように手前の白梅、そして奥の紅梅が見頃となっていた。写真右はその紅梅の方でヤエカンコウ(八重寒紅)と思われるが、白梅の方は分からない。
桜の方は当然まだである。早咲きのカワヅザクラ(河津桜)は昨年、2月下旬には開花し、今時分は満開であったが、今年は写真左下のようにさっぱりである。多分カワヅザクラを楽しみにみえたのであろう熟年のご夫婦が残念そうに見つめていた。それでも写真右のように蕾は弾けんばかりに膨れており、開花は間近と思われる。
ツバキ(椿)もまだ本格的ではないが、ボチボチと咲き出した。(写真下)
さて、左下はサンシュユ。別名ハルコガネバナ(春黄金花)と言い、春先に黄色い花を咲かせるのでその名があるが、今は開花近しを思わせる蕾になっている。右は昨年秋に福井県から贈られた苗を植え、今シーズンから井の頭公園に登場したエチゼンズイセン(越前水仙)。ニホンズイセン(日本水仙)の一種である。
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