三菱自動車の軽乗用車燃費試験データの不正が発覚して深刻な問題になっている。自社の内部告発などによるものではなく、三菱製の軽自動車のOEM供給を受けている日産自動車側が気づいたものだった。メディアにも大きく取り上げられたように三菱自動車は過去(2000年)に長年のリコール隠しが発覚して大きな問題を起こしており、相変わらずの隠ぺい体質が糾弾されているところである。それ以前(1996年)には米国工場で起きたセクハラ・スキャンダルによる不買運動も起きていて、一時は「倒産は時間の問題」とされたところを三菱商事・三菱東京銀行・三菱重工の特別融資を受け、軽自動車ブームの追い風も受けて再建が成ったというところなのだろうが、支援をした三菱グループ各社から愛想尽かしを食らうことは間違いない。
排ガス試験で不正な検査逃れが発覚したフォルクスワーゲン社が、その後始末として約2兆円の費用引き当てを行ったという記事が載っていたが、三菱自動車なら会社が吹っ飛んでしまう金額である。さてこれはどう展開するのだろうか。
車の話題ついでということではないが、今年8月の運転免許更新に先立って70歳以上対象の高齢者講習を受けた。幸い会場となる自動車教習所が自転車で行ける所にあり、講習は安全運転などの座学、動体/夜間視力、運転適性診断、そして実車での運転チェック等で計所要3時間であった。私は強い近視なので視力検査が大の苦手で不安はあったが、眼鏡をかけての視力は問題なく、動体視力と夜間視力も年齢にしてはよい方だったので安心した。
またドライビングマシーンというのか、模擬運転席で画面を見ながらハンドルとアクセル、ブレーキを操作する運転適性診断も年齢相応以上ということだったので、まだ免許証返上は考えなくてもよさそうだ。
大分に住む三男家族への地震の被害もなく、臨月を迎えていた嫁さんが昨日無事二人目の女の子を出産し、母子ともに健やかとの知らせに安堵した。新聞記者で毎日仕事が夜遅くに及んていた三男も会社の計らいで育休を取らせてもらっており、長女の保育園の送り迎えなどをしている由。何よりの便りである。