いのちの森の日

「自然観察」や「自然遊び」を通して、自然の大切さやいのちの大切さについて、遊びながら学んでいます。

森の向こうの夕日

2009-12-30 07:32:32 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その29

<森の向こうの夕日>

昨日、まつぼっくりを拾いました。

買い物の帰りに、アジサイロードを走っていて、
ふと、落ちているまつぼっくりに気が付いたら、
なんてきれいな赤茶色。思わず自転車を止めました。

そして、拾いました。すごくきれいな赤茶色です。
浅間様の向かいのお蕎麦屋さんの辺りの松。

なんでこんなにきれいな色なんだろう。
ちょっと前までの時期は、まつぼっくりを緑にペイントしたミニツリーを作ったりするけれど、
色を塗ってしまうのがもったいないくらいです。

10個ほど拾いました。
落ちたて…だから赤茶色?木の種類が違うから?
いのちの森のまつぼっくりはもっと黒いような。
いや、赤いのもあるかしら?

いのちの森まで見に行ってみました。
クマさんも今お里へ帰省しているので誰もいないかな。

…作業部屋の前にパンダさんがいました。
水道の部品を直していました。

森のお話をして…、
森のお話をして…、
森のお話をして…、そしたら、
まつぼっくりのことを忘れてしまいました…。

ふとみると…

夕日が落ちるところです。
森の向こうに夕日。
ここから見る夕日は、キタキツネは今年見納めです。

いいや。まつぼっくりはまた今度調べてみよう。

21年12月30日。今年はひとまず終了となります。
キタキツネのひとり言につきあって下さりありがとうございました。
また、来年1月2日に。
皆様よいお年をお迎えください。
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それぞれのつぼ

2009-12-29 07:33:22 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その28

<それぞれのつぼ>

今年の3月最後のいのちの森の日に
平成20年度の「いのちの森の日出席上位の大人」に頂いた「つぼ押し」です。
クマさんからいいものを頂いてしまいました。

子供たちには参加を感謝する賞状とプレゼントがあり、
コギツネもパンダさんからウシ型の時計を頂きました。

このつぼ押しはなかなかの働き者で、
キタキツネは首の付け根あたりをよくガシガシと押しております。

ふと見ると、コギツネが足の裏をぐりぐりとやっています。
こどもも疲れがたまるのでしょうか。

一年の総まとめで、今日から本格的な大掃除のうちも多いでしょう。
でもそれで筋肉痛になることもありますよね。
何事も無理をせず。無理をせず。

そして、おんなじように、体にも一年のお礼が必要かもしれませんね。

キタキツネも今日の夜にはテレビを見ながらつぼを押します。



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大きくなるまで

2009-12-28 05:42:35 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その27

<大きくなるまで>

秋の紅葉真っ盛りのある日。
小川にも落ち葉がたくさん落ちました。

ある日、落ちている、というには余りにも不自然なくらい盛り上がっていました。
クマさんとパンダさんで小川の中の盛り上がりを探ってみると・・・。

木材が小川に投げ込まれていて、そこに落ち葉がたくさん詰まっていることがわかりました。
まるで、ダムのようになっていたのでした。

なので水の流れも悪くなるし、小川の底の土もぐちゃぐちゃです。
男の子たちが遊んでやっていたとのこと。

ダムのようにしてみたら水の流れがどうなるのか、やってみたくなったのでしょうか。

パンダさんが「でも小川にはホタルの幼虫もいるからこんなことをしたら死んじゃうかもしれないんだよ。」
と話すと、
「ホタルは夏の生き物だから大丈夫だよ。」と言いました。

ホタルは、夏に突然やってくるわけではありません。
いのちの森の日でも勉強してるし、掲示板にも出ているのに。
理解しているようで理解していないのでした。

ホタルだけでなく生き物が生きるには、水が必要です。
ホタルのように幼虫時代を小川の土中で過ごし、初夏に土手に出てくる生き物もいます。
ホタルはやわらかい土にしか入れないので、初夏のその時期には土を軟らかくしておく準備をします。

私たちの人間の生活は一年中ほぼ同じです。
でも、この地球上には、
姿を変えて生きる昆虫、
冬眠する爬虫類、
冬に葉っぱを落とす草木など
いろいろな生き方をする者たちと一緒に生活をしていることを忘れてはいけません。

そしてそのことを「伝え」ながら、お互いの暮らしを守っていくことが自然との生活です。

それは生活の中で「学習」ではなく、子供たちの中で「経験・伝承」として子供から子供へ伝わっていくことができたら素敵です。


現代社会の中でのいろいろな問題は、いのちの森でも、課題です。



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Uさんとこどもたち

2009-12-27 07:47:54 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その26

<Uさんとこどもたち>
毎年、群馬県新治村の江原リンゴ園さんへリンゴ狩りに行きます。

リンゴ狩りの前にUさんの案内で大峰山へ行き、大峰沼を散策しました。
これは、昨年の様子です。

沼の周辺は、大きな岩がゴロゴロしていて、しっかり歩かないとコケてしまいそうになります。

みんな慎重に歩きます。
N先生も「すごいわね~」を連発しています。

今歩いているこの辺りを、向かい側からみると…


このように見えます。素晴らしい景色です。

ただ、Uさんのご案内スピードが速すぎて、
ついて行かれるのが低学年の子供に限定されてしまいました。

えーこんな状態です。
散策というよりは、早歩き大会のようになってしまっています。
必死について行くこどもたちの背中に、吹き出しそうになります。

Uさんとこどもたち班とクマさんパンダさん班は、約半周の差が付いてしまいました。

ゴール後のUさんは、やっぱり尺八を吹いておりました。
静かな沼のほとりで尺八の音。じっと見つめるコギツネとHくん。
大自然とのセッションでした。

リンゴ園からの景色です。

右側にリンゴがちらりと見えます。
左側には「ミズナラ」の木が見えます。

ミズナラは葉っぱもどんぐりもちょっと大きめ。
本当だ。コナラはミズナラより小さいから「コナラ」というわけに納得。
ミズナラは関東以南にはないので、ミズナラのどんぐりを拾っているクマさん。

子供たちに「冬眠前だから食べ物のどんぐりを集めてる」
とささやかれておりました。
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いらないものなんてない

2009-12-26 05:33:08 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その25

<いらないものなんてない>
天竜から間伐材が届きました。

天竜杉の間伐材です。きれいな色です。
杭に加工されています。フェンスに沿って使うのかな?楽しみです。

いのちの森で使われている木材は、ほとんどが間伐材を使用しています。
なので、日本産の日本建築ということになりますね。


今年の夏のいのちの森キャンプは、間伐材をいただいている天竜森林組合へ木の見学に行きました。
組合長さんから森についてのお話を聞き、森の中を歩いて見学。
一番右の木で50年位だそうです。

まっすぐないい木を育てるには3~5年ごとに間伐をしなくてはなりません。
間伐された木材は捨てるのではなく、山から降ろし「割り箸」になり、1本も無駄にすることなく使われてきました。

その昔から、日本では家や家具は日本の木で作ってきました。
近年の輸入住宅ブームや、外国産木材の安値、安さのブームなどによって
日本木材の需要が少なくなってしまいました。

今、日本に出回っている割り箸のほとんどは外国産です。
間伐材でない木材で、わざわざ割り箸を作っています。
その方が安いこともあるようです。

間伐材を山から下ろすだけでも人とお金が必要になります。
使わないなら処分すればいいと思うかもしれませんが、これにももちろんお金がかかってしまいます。

間伐材や割り箸についての正しい理解がされずに、安さだけを求めたことで、
今の日本はこの間伐材が処分しきれず大変なことになっているのだそうです。

ゆえに現在の日本産の木材は高いのです。割り箸でさえ外国産よりも高くついてしまいます。

間伐材の割り箸は少ないですし少々お高いですが作られてはいます。

日本産の間伐材による割り箸。
見かけたらぜひ手に取ってみてください。


組合のご近所の田口さんのお宅で丸太の製材加工を見せていただきました。
杉やヒノキのいい香りがしました。
丸太が平たい板になる様子を見ることができました。

最前列で見学のHくん。この後川遊びの予定のため
水着、水泳帽、ゴーグルのスタンバイOKの状態です。



1月のいのちの森の日では、
1本丸太からくりぬきで作られたウスで「餅つき」をします。 

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見えないからこそ

2009-12-25 05:26:05 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その24

<見えないからこそ>

今日は、いろいろなことに「ありがとう」の日です。


子供たちは、見たことのない人からの贈り物に大喜びの日です。

子供だけでなく、見えない人からじゃない、しっかり見える人から
プレゼントをもらったりした人もいることでしょう。
家族だったり、お友達だったり。

プレゼントそのものがうれしいのはそうだけど、
「そうしようと思ってくれる気持ち」に
うれしさとありがとうの気持ちになります。

「目に見えないものに心が温まる」
というのは、とても贅沢で幸せなことです。

お話はできないけど一緒にいてくれる動物たち。
小さいころから大切にしているぬいぐるみ。
庭のお花たち。
言葉がなくても、いてくれるだけで幸せになる「気持ち」をもらっています。

今、ここにいてくれることそのものにありがとうと感謝する。
今日はそんな日なのかもしれません。

森の恵みを分けてもらって作ったリース。
森よ、ありがとう。
みんなみんな、ありがとう。



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スダジイのお味

2009-12-24 05:20:12 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その23

<スダジイのお味>


2ヶ月くらい前、どんぐりたちがいっぱい成っていた時。
作業部屋に行ったら、小さなどんぐりが袋一杯においてありました。
「スダジイの実」でした。

アナグマさんのおうちの近くで採ってきたのだそう。
「おいしいよ。アナグマさんはいつもお酒のつまみにしてるんだって。」
ということでみんなで食べてみました。

「どんぐりノート」という本では、
「どんぐりは癖がなくておいしい。
中でも、「スダジイ」は、アクがなく、生で食べられる。」
と書いてあるのは知っていたのですが、
キタキツネもどんぐりを食べるのは初めてです。

実が小さいので、ペンチで小さく割り、
小さな殻をむき、小さな実を取り出し
ぱくっ。
あっという間に一粒なくなります。

クマさん、パンダさん、中学生のSくん、あの時はUさんもいたかな。
キタキツネとコギツネ。
しばし、みんな無言で殻をむく。

お味は、確かに癖がなくて、ナッツみたいな感じ。

焼いたら香ばしいのかな。と思い、
少しうちに持って帰りクッキーに入れて焼いてみました。
…いい匂い。香ばしい匂いです。
焼きたては実も柔らかくていい感じです。

クッキーを冷まして、さあどうかな?
ぱくり。
がちっ。
???

か、固い…。
火を通して冷めてしまうと石のように硬くなってしまいました。

スダジイの実を食べるときは、
生か、火を通してすぐのほうがいいようです。

11月のいのちの森のときは「茹でて」食べてみました。
茹でたては、「くり」のような味でした。
茹でて食べるのが一番おいしいと思います。

いのちの森にはコナラの木しかないから、
スダジイの木も育てたら、いつでも食べられるかな。

今から育てて何年後になるだろう。
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熱中土器作り

2009-12-23 07:07:03 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その22

<熱中土器作り>

昨年度のいのちの森の日でちょっとしたブームが起こりました。

それが、これ。
土器作りです。



クマさんが赤土を調達してきました。
登り棒の横に山になっているのは赤土だったのです。
関東は赤土が多いとか。
そういえば社会科で勉強したような。

そこで「土器つくりに挑戦してみよう」
と土器作りコーナーが登場。

これに、以外にはまりました。
自分で土を練り、形にしていきます。

かなりの時間練っていないと土が軟らかくなりません。
寒い中土を練っていると体も温まる!

女の子は、ハートや★の形が多かったでしょうか。
お母さんたちは、もちろん実用的な、お皿。
キャラクターのロボットや飛行機作る男の子。
マニアックにゴジラを作るMお父さん。

それは土器ですか?
ということになっていましたが、
みんな楽しそうにいろいろ作成。


そして野焼き。

しかし…
焼いてみたら、みんなぼろぼろに崩れてしまい…
土に還っただけということになってしまいました。

でも、楽しかったので2カ月連続やってみました。
2回目は、1か月乾燥させてみたのですが…
キタキツネ作の湯呑みは、
焼く前に真ん中からきれいに二つに割れてしまい…
…やっぱり土に還ることに…


男の子たちが土を練りながら「縄文時代の人たちは偉かったんだなー」
と言っていました。
本当にその通りです。

いつか成功させたいですね。
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トカゲのおうち

2009-12-22 05:10:40 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その21

<トカゲのおうち>

森にはたくさんの小さないきものたちも暮らしています。

小川にはメダカ、ホタル、
田んぼにはオタマジャクシ、大人になったカエル君
田んぼの周りには大きなバッタやクモたち。

キタキツネも少し慣れてきて大声を張り上げて驚くことが
ちょっとは少なくなりました。


小川にそって散策路がありますが、その板の上で
日向ぼっこをしているのは、
トカゲ君たちです。

特に空中デッキの辺りや、テラスのところ、
丸太橋で日向ぼっこをしている光景に出合います。

トカゲ君たちも素早い動きですが、
子供たちはもっと素早いのか根性か、
トカゲたちを捕まえて一緒に森の中でトカゲとひと遊びし、
帰るときには、トカゲ君のことも森へ返します。


今年の初夏にお目見えしたトカゲのためのおうち。
子供たちで大きな石を集めて作りました。
ここにまたトカゲがやってくるのかは?ですが、
子供たちが、トカゲたちと遊びたい。
という気持ちが詰まっています。

また、暖かくなったら遊びましょう。


トカゲのおうちは下の田んぼと上の田んぼの間にあります。
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ツリーハウスの下に潜り込む

2009-12-21 05:00:57 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その20

<ハウスの下1>

男の子たちの好きなツリーハウスの下です。
ブランコがあってその横と後ろに、
中二階のように棚があります。

フェンスの向こう側の道路に
ちょうど信号待ちのタクシーが止まっています。
なんだか面白い。

<ハウスの下2>

ツリーハウスに上がる階段の下に棚があります。
こちら側のほうが、奥行きも高さもやや「狭め」デス。
でも、こっちに潜りこんでいる男の子のほうが多い感じです。

<ハウスの下3>

大人は入れそうで入れません。
この間はここに男の子が4人できっちりと座っていました。

男子に人気なツリーハウスの下です。
いるだけで楽しいんだろうな。
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空中デッキの下では・・・

2009-12-20 06:31:52 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その19

<デッキの下のシイタケ>

空中デッキの下では、4月の「いのちの森の日」で菌の駒打ちをした
シイタケの木が並んでいます。
どのようにして駒打ちしているかは4月のご報告をご覧ください。

この間の12月のいのちの森の日では
パンダさんが干しておいてくれたシイタケが
森のシチューの中に入り…

いえ、実は入りませんでした。
というか、入れるのをみんながみんなで忘れてしまったのです。
ガーン!!

機転を利かせたお母さんたちで、すぐにシイタケ汁を作ってくれました。
すごーくいい匂いです。

「大人の味よねー」「子供はあんまり食べないかもねー」
と大人だけで楽しむつもりで…

でも一応、
「シイタケ汁があるよー。」とみんなに声をかけると
アナグマさんの周りでぶんぶんゴマを回していた
2年生集団がシイタケ汁のテーブルへごっそり移動!
むしゃむしゃと食べる2年生集団。
そしてまたぶんぶんゴマをひたすら回す。
恐るべし2年生。


新鮮なシイタケは買って来たものとは
味が違います。
きのこ類は風邪予防に毎日たべましょう。
そうすれば2年生たちのようにたくましくなれます。

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手間ひま惜しまず

2009-12-19 07:03:37 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その18

<いのちの森の日のお知らせ>

いのちの森の日のお知らせはパンダさん
いのちの森の報告はOさんが作ってくださっています。

いろいろな機械がある便利な時代に
「手書き」です。

「これしかできないからね~」
とパンダさんは言いますが、
それが味があっていいのです。

<いのちの森の日のご報告>

Oさんの作って下さる報告も素敵です。

毎月必ず娘さんYちゃんも作成に加わっているところがあります。
折り紙だったり、イラストだったり。

報告を読みながらそれを探すのも、また楽しみです。

機械があれば、その日に報告ができるかもしれません。
もっとそろった字体で文字をたくさん入れられるかも知れません。

でも、森のことを知ってもらい森を感じてもらいたい。
という思いが「手間ひま」かけて作ることを選んでいるのでしょう。

森に集まる人は「手間ひま」かけることを惜しまないし、
手間ひまを「待つこと」も惜しまない。
「時間をかけることもまた良し。」
というゆっくりとした心構えな人たちデス。

なので、いのちの森の報告はすぐにはお目見えしません。

昔まだビデオやDVDや携帯がなかった時代。
毎週のアニメを楽しみにして待っていた。とか
大好きな人から手紙が来るのを心待ちにしていた。ことを経験し、
それはとても大切な気持ちということも知っている私たちです。
子供たちにも感じてもらいたい感覚です。

「待つことを楽しんで心が温まる」ことを
教えてもらっています。

いのちの森のお知らせは、いのちの森の日と各学校で配られます。
いのちの森の日の報告は、中学校学区内の各学校3校、公民館、
スーパー、いのちの森の合計6か所で見ることができます。





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バードコールで鳥と友達

2009-12-18 05:10:57 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その17 

<バードコールで鳥と友達>

いのちの森で作るバードコールはこれです。

穴をあけて、くるくると自分で埋め込んでいきます。
キコキコキコとかわいい音がします。
去年コギツネはこれを作ってからしばらく
毎日ベランダに出てはキコキコ鳴らしていました。


バードコールを作っています。
割と簡単に作れるので低学年生でも慣れれば一人で平気です。
家族に、兄弟に、と2コ3コ作る子もいました。

この二人も真剣に作っています。
でもこの二人は知り合いではありません。
その向かいの二人は、実は焼きイモを食べています。
やっぱり知らない子です。

知らない人とでも、同じ場所で同じ時を過ごせる。
なかなか不思議な空間です。

バードコールは準備150個。
キタキツネ頑張りました。
剪定した枝を5センチ幅に切ります。
クマさんは「電ノコもありますよ。その方が早いですし。」
と言ってくれましたが、
ちょっと勇気がなくて地道に手動でギコギコと切りました。
Iさんに「そんなにムキになると筋肉痛になっちゃうよ~」とからかわれながら。



ツリーハウスの上は人がいないとこんな感じ。
静かにみんなを待っています。







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ふるさとの景色

2009-12-17 05:15:53 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その16

<都会の中のいのちの森の日・冬>


ふるさとの景色

皆さんは「ふるさとの景色を思い浮かべてください」と言われたら、
頭の中にどんな風景が浮かびますか。

この町は埋め立て地で道路は整備されていて坂道もありません。
自然の山や小川ももちろんありません。
森や林の中を走り回ったり、
川で、魚やドジョウを見たり捕まえたりということもすることができません。

「もっと木の多い学校になったらうれしい。」
「虫が集まるところを見てみたい。」

10年前、子供たちの声を聞き、
「自然が身近にある生活を子供たちに送ってもらいたい。」と
学校と生徒と保護者と地域とが一つになってビオトープが誕生しました。

人工の里山は、維持のための制約もなくては難しく、
本当の里山にはかないません。

それでも、
「木や水が生活にいつもある毎日を子供時代に経験する」
ということは、他の何にも変えられない大切な財産です。

「ここが子供たちのふるさとのひとつになれたらいい。」
いのちの森にかかわる人はそう思っています。

森も子供たちを待っていると思います。

 

泉へあがる階段です。
赤と黄色のカーペット。
一段一段ゆっくり上がってみてください。
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自然と共存の問題点

2009-12-16 05:09:59 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その15

いのちの森の日の活動のほかに、
いのちの森のあたりで起こっていることを
ひとり言のようにつぶやくコーナーです。
森のキタキツネが担当しています。


日光を求めて

森の草木たちは日々成長しています。

ですが、いくつか問題点もあります。

この松は横から見ると、ジャングルジムにかかるほど斜めになっています。

クマさんによると、
「少しでも陽を浴びようと明るい方へと伸びた結果、長い年月がたってみたら
斜めになってしまったのではないか。」という話でした。

今すぐではないですが、このままにしておくと、
やはりよくないようです。

この大きさでは植え直しは難しく、伐採が最善の策のようですが、
木のいのちを考えるとその時をいつにするか、
答えはすぐには出ないようです。

生命力のすごさと、自然との共存の難しさを感じます。
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