いのちの森の日

「自然観察」や「自然遊び」を通して、自然の大切さやいのちの大切さについて、遊びながら学んでいます。

ふるさとの景色

2009-12-17 05:15:53 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 その16

<都会の中のいのちの森の日・冬>


ふるさとの景色

皆さんは「ふるさとの景色を思い浮かべてください」と言われたら、
頭の中にどんな風景が浮かびますか。

この町は埋め立て地で道路は整備されていて坂道もありません。
自然の山や小川ももちろんありません。
森や林の中を走り回ったり、
川で、魚やドジョウを見たり捕まえたりということもすることができません。

「もっと木の多い学校になったらうれしい。」
「虫が集まるところを見てみたい。」

10年前、子供たちの声を聞き、
「自然が身近にある生活を子供たちに送ってもらいたい。」と
学校と生徒と保護者と地域とが一つになってビオトープが誕生しました。

人工の里山は、維持のための制約もなくては難しく、
本当の里山にはかないません。

それでも、
「木や水が生活にいつもある毎日を子供時代に経験する」
ということは、他の何にも変えられない大切な財産です。

「ここが子供たちのふるさとのひとつになれたらいい。」
いのちの森にかかわる人はそう思っています。

森も子供たちを待っていると思います。

 

泉へあがる階段です。
赤と黄色のカーペット。
一段一段ゆっくり上がってみてください。
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