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Kさん邸のオーディオルームの全景。写真手前に見える部分が今回仕上がったフローリング。
昨年の暮れに行われてからこの方、主宰者のKさんが多忙を極めていると見えて、音沙汰なかったオーディオ談笑会。すでに半年以上もっ経ってしまい、忘れた頃にKさんから
「オーディオルームの残っていた半分の方のフローリングが仕上がったので、披露かたがた談笑会を開催しますとのメールが届く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/26/1a8a629a0c2c5fc23435bd58b24b964d.jpg)
写真奥が新たに仕上がったフローリング
みんな「押っ取り刀」で駆けつける。
この日持参したソースは、Mさんがピアノ、ギター、三味線という3種類の器楽曲、愚弟がジャズのレコード、そして、小生はチャイコフスキーの交響曲第5番。(朝比奈隆指揮、大阪フィルハーモニー演奏のライブ録音)
その訳は、前日にトリフォニーホールでチャイコフスキーを聴いたばかりで、演奏会の生の音は、まだ耳に強烈に残っている。
そこで、オーディオ機器としてはこれ以上望むべくもない装置であるKさんの機器と頭の中に残っているあの生の音との比較に強い興味を覚えたからである。
試聴した個所は、第4楽章の全曲。
目を閉じて聴き入っていると前日の生演奏の音が生々しく蘇ってくる。
・この第1ヴァイオリン群の音は、生々しく繊細だったな。
・弦楽器群が奏でるここのピチカートもしかり。
・フルート、オーボエ、クラリネットのソロも他の楽器にかき消されることなく鮮明に聴こえていたな。
・金管楽器群、低減群の迫力もずっとずっと生々しかったな。
等々比較しながら聴いていたが、しばらくしてハタと気が付いた。そもそも生演奏の音とオーディオ機器の音を比べて聴こうとすること自体余り意味がないのではないかと。
そう考えたところで音の比較検討は中断して、あとはひたすらタンノイオートグラフから溢れ出る音の洪水に身をゆだねた次第である。
そして、最後のクライマックス。
部屋いっぱいに豪快な音を響かせて曲が終わった。
低音域をカバーするために新たに加わったアルテックのスピーカと完成したフローリングが相乗的効果を発揮して、まさに堂々たるサウンドである。
聴き終って、やはりオーディオ機器には独自の音の世界があるのだと改めて思った次第である。
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