折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

梅の花、開花遅れる~一進一退の季節の歩み

2012-02-28 | 日常生活

埼玉県志木市の宝幢寺(ほうどうじ)境内にある梅の古木。
開花が遅れていて、まだほとんど花が咲いていないが、満開になったらさぞ見ものだろう。


2,3日暖かい陽気が続いて、これでようやく厳しい寒さから解放されるかとほっと胸をなでおろしたのも束の間、今朝は一転、薄氷が張る有様。

慌ててタンスにしまったヒートテックのタートルネックを取り出して着る始末である。

今朝の新聞には、「四半世紀ぶり、長引く寒さ。 気象庁 梅の開花、各地で遅れる」の見出しが躍っている。 

そういえば、我が家の梅もこの数日の暖かさでピンクの蕾が少し膨らみかかってきているものの、まだ、蕾は固い。

                 我が家の庭の梅の木はまだ蕾も固い状態。

そんな我が家の梅の蕾を見ながら、居合仲間のTさんが、「志木にある宝幢寺(ほうどうじ)は、境内にあるしだれ桜が有名だけど、梅も大きな古木があって中々見事ですよ、行って見たら」と教えてくれたのを思い出して散歩がてら訪ねて見た。

平日の境内はひっそりしていた。

正面右手に大きな梅の古木がある。

しかし、残念ながらほとんどが蕾の状態で咲いている花は本当にちらほらである。


                 宝幢寺(ほうどうじ)境内でわずかに咲いていた梅の花。

わずかに咲いている梅の花をカメラに収めていると、同じようにカメラを持った人が境内に入って来たが、ほとんど咲いていないのを見て、ちょっとがっかりした表情で、そそくさと境内を出て行った。



天気予報によると今夜半から明日の午前中にかけて雪が降るとのこと。

梅一輪 一輪ほどの暖かさ(服部嵐雪) 

という句があるが、今年は梅の開花が遅れていて、中々この句のようにならないのがもどかしい。


この日のぶらぶら歩きは、はしなくも本日の新聞記事を裏付けする結果となった次第である。