折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

『チューバ』の音に魅了され、『悲愴』交響曲に感動

2012-02-26 | 音楽
幼なじみと月1回行くコンサート。

2月は読売日本交響楽団の演奏会に行って来た。

今月はいつものKくんに加えY子ちゃん、U子ちゃんが参加し4名のフルメンバー。

Kくん、Y子ちゃんとは先日クラス会で会ったばかりだったが、U子ちゃんとは久しぶり。

新宿で昼食をしながら1時間ほどおしゃべりをして、いざコンサート会場へ。

今回の会場は、東京オペラシティコンサートホール。

小生とKくんは前に来ているが、Y子ちゃん、U子ちゃんは初めて。

会場に向かう長いアプローチに圧倒されたようで「凄いね」を連発していた。

それでは、いつものようにコンサート終了後のみんなの感想を会話風にまとめてみた。

― チャイコフスキーの「悲愴」は有名だけど、他の曲は初めて聴いた。

― 特にアホという作曲家の「チューバ協奏曲」という曲は、日本初演だってね。

― なじみのない曲は、聴いていてやっぱり疲れるよね。

― チューバという楽器、初めて聴いたわよ。

― チューバのソロ演奏なんてめったに聴けないから結構良かったよ。

― そうだね、あの深々とした音の響きには、しびれた。

― あの音を出すのは大変だろうね。

― 凄い肺活量だよね。

― 体格も楽器に見合って、立派だったよね(笑)。

― おなじ協奏曲でもヴァイオリンやピアノに比べるとチューバという楽器にはちょっと「華」が欠けるよね。

― しかし、1月のコンサートではファゴット、今回はチューバと滅多に聴くことのできない楽器を聴く機会に恵まれて良かったんじゃない。

― やっぱりメインのプログラムのチャイコフスキーが断然よかった。

― わたし、事前に聴き込んで、ちゃんと「予習」してきたからね。

― 第1楽章のクライマックスの音の凄さは、やっぱり生でないと味わえない。

― 第3楽章、第4楽章の音も負けず劣らず凄かった。

― そうだね、第3、第4楽章と進んでいくにつれ、音楽がスゴ味を増していったよね。

― 第4楽章のフィナーレ、ちょっと変わった終わり方だわね。

― まるで命が抜け出て行ってしまったと言った感じよね。

― この曲が初演されて9日目にチャイコフスキーは急逝した、とパンフレットに書いてあるけど、何か暗示的だよね。

― 第4楽章のフィナーレ、ヴァンスカさんも本当に「燃え尽きた」という風に見えた。

― 感動したわよ。



第10回オペラシティ・マチネーシリーズ演奏会プログラム

【曲目】
シベリウス 森の精
アホ チューバ協奏曲
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」

【演奏】
指揮:オスモ・ヴァンスカ
チューバ:次田心平
演奏:読売日本交響楽団