グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

菅改造内閣の船出

2010年09月20日 | 日記
菅改造内閣の第1日は休日返上の閣僚勉強会で始まった。
脱小沢色、実績未知数議員の初入閣などでその実行力にいささか懸念がないわけではなかったが初日から政策課題のたな卸しと共有を行いいかにも「有言実行内閣」らしく始動したことは好感できる。
また副大臣等の人事も併せてノーサイドで進んでいるようで挙党一致の方もまずまず(少なくとも表向きは)である。
さてすぐ先には「ねじれ国会」が控えている。
為替問題も安心できる状況にはない。
新内閣は菅首相の発言にもあったがまさに「1秒たりとも・・・」で事にあたっていただきたいと願っている。

菅改造内閣の布陣

2010年09月18日 | 日記
菅改造内閣が昨日スタートした。
マスメディアの関心は挙党一致・脱小沢色の度合に集中し連日かまびすしいが筆者は菅首相が連発していた「適材適所」も若干気になっている。
その昔自民党では当選回数5、6回の議員を派閥領袖からの推薦リストに基づき順送りに閣僚に登用する慣行があったが今回の組閣作業を見ながら私はそんな昔話をふと思い出していた。
菅首相の狙い通り真の「適材適所」であればいいのだが仮にも小沢派排除の隠れ蓑として言葉だけを用い旧弊を繰り返したとすれば安っぽいメッキはすぐ剥げてしまい内閣全体の命取りになってしまうだろう。
菅首相は今次の内閣を「有言実行内閣」と名付けた。
各閣僚は首相の指示通り政策課題を明確にし即実行に移していただきたい。
採点評価までの時間は昔と違い意外に短い。

前途多難な大相撲

2010年09月17日 | 日記
久しぶりに大相撲の実況中継を見て驚いた。
客の入りが思いの外よくないのだ。
タマリ席とそれに近いマス席はいいのだが土俵から離れたマス席や2階のイス席などは空席が多くを占める。
賜杯と懸賞金スポンサーは戻ってきたが肝心の観客は戻ってきていないのだ。
白鵬の連勝記録という話題性があるにも関わらずこんな情況では相撲協会も前途多難といわざるを得ない。
今すぐ観客動員を増やす特効薬などない。
当たり前のことを当たり前にやり続けるしかないだろうが気になっていること、気になったことをいくつか・・・。
広報部門責任者の補佐公募も結構だが隠蔽体質の払拭と不祥事に関する適時適切な情報発信は協会自身の手でできないといけない。
ゆめゆめ外部パワーに過度に頼らないように。
昨日テレビを見ていて感じたのは幕内力士土俵入りの無気力さである。
土俵入りも神事の一つであろう、精神を統一し動作ぐらいはもう少し揃えたらどうだろう。
感心したのは審判親方の集中力である。
勝負が紛れた取組みが2番あったがすかさず物言いをつけビデオ確認でもしたかのような的確な判定と説明を行っていた。
これは誉められてよい。

「愚鈍内閣」に昇格?

2010年09月16日 | 日記
一昨日このコラムで「円高対策はどこへ行った?」と題し政府の無策振りを指摘したが昨日になって待っていたように円売り介入を実施した。
先ごろ石原都知事は菅内閣を指して「無為無策内閣」などと揶揄していたが私の中ではこれ(今回の為替介入)で晴れて「愚鈍内閣」に昇格した。
しかしこれでようやく85円台である。
日本企業の社内レートの多くは90円と聞く。
日本経済の本格回復のためにはまだまだ手を抜く訳には行かない。
今度は協調介入になるかもしれないがこれは結構難題だろう。
いよいよ外交力が試される時期がきた。
菅新内閣には積極かつ機敏な行動を望みたい。
それにしても最近菅首相の言動は慎重になったなぁ。
ゆめゆめ行動まで慎重にならぬよう果断に・・・。



菅代表再選に思う

2010年09月14日 | 日記
本日の民主党代表選で菅代表が再選された。
早速すぐ隣のホテルで祝勝会をやっていたが私は思わず違和感を感じてしまった。
菅首相は選挙期間中に新人議員たちに「(再選された暁には)1秒たりとも・・・」と職務に専心する旨約束していたがこのノンビリ感、浮かれっぷりは何だろう。
ただでさえこの代表選で政治空白が生じているのである。
人事を含めすぐ遮二無二走り出すことが筋ではないだろうか。
代表選は対抗馬小沢候補の抱えるとてつもないハンディを考慮すると思いのほか大接戦であったがその背景には菅総理の実行力不足に対する批判がある。
新代表には公約通り1秒たりともムダにすることなく挙党体制作り(実は結構難しい)と山積する政治課題対応、ねじれ国会対策に即、取り組んでいただきたいものである。
すぐ衆院解散総選挙などないように・・・。

円高対策はどこへ行った?

2010年09月14日 | 日記
今日は民主党代表選投票日である。
筆者は以前より代表選を延期してでも経済緊急対策を優先させるべきと主張してきたが残念ながら経済対策は先日メニューが提示されただけ、案の上為替レートは高値圏に張り付いたまま(昨日終値は1ドル=83円94銭)である。
首相、財務相あたりはことあるごとに「推移を注意深く見守る。」「必要な時には断固とした措置をとる。」と繰り返すが「必要な時」とは一体何時を指すのか。
もう疾うに過ぎているのではないか。
昨日も経団連会長があらためて為替介入を要望しているが政府の反応はまるでない。
こうしているうちにも中小企業・地場産業が急速な円高に対応できず廃業に追い込まれていく。
そして菅首相の「一に雇用!、二に雇用!、三に雇用!」のフレーズだけが空しく響く。
さて本日選出された新代表は遅ればせながらキチンと手を打ってくれるだろうか。



日本相撲協会の再出発に思う。

2010年09月13日 | 日記
昨日大相撲秋場所がスタートした。
NHKライブ放送も再開、先場所激減した懸賞金などもかなり戻ってきており協会幹部もホッとしていることだろう。
新理事長も結局内部からの昇格に落ちついたが誠実でオープンな人柄は好感できる。
実行力は未知数だが「待ったなし」の協会運営を「電車道」で突破してもらいたいものである。
それにしても前理事長、前々理事長はヒドかった。
言動や行動からして反省の意は全く感じられず闇社会との絶縁というよりも闇社会そのものという感じすらあったからだ(失礼だが風貌も・・・)。
話は変わるが今回の改革の一環として親方衆にタブレット型端末を配布、インターネットを活用した協会内情報ネットワークを構築したとのことだ。
身体の大きな親方衆が小さな端末を操作している姿はユーモラスだが土俵を仕事場とする彼らにとって格好の情報ツールになるだろう。



GPS衛星「みちびき」打ち上げ成功に思う

2010年09月12日 | 日記
先日JAXAはGPS衛星の打ち上げに成功したと報じた。
筆者は以前当ブログで携帯電話のアプリケーションとしてのGPS機能とその進化ぶりを取り上げたが今回の「みちびき」でさらに位置測定制度が高まるため新たな利用分野の拡大が期待される。
聞くところによるとコマツの建設重機はGPS機能が装備してあるため劣悪な環境の下での無人運転が可能であり加えて機械のメンテナンス、盗難対策にも威力を発揮、世界中で引っ張りダコの状態とのことだ。
恐らく新GPSはさらに広範な分野でさらに進化したアプリケーションを生み出すに違いない。
ただ残念なことに1基だけでは24時間のサービス提供は不可能である。
2基目、3基目の早期打ち上げを願うばかりである。

振興銀のペイオフ適用に思う

2010年09月11日 | 日記
日本振興銀行の経営破綻に伴いペイオフが発動されることになった。
これにより預金者の1000万円超の預金(元本およびその利息)については保護されないことなるが該当する預金者は全体の3%だそうだ。
マスメディアのトーンは「僅か3%」という表現だったが私にとっては「3%も・・・」という感じである。
さらに驚くべきことは当該預金者がなんらかの救済措置(または発動回避)をアテにしていたことである。
ペイオフ制度については多くの議論を経てから発効したものでその周知が不十分だったとはいえないだろう。
大半の預金者はそのリスクを十分承知の上で他行より高い預金金利に飛びついたハズである。
この世に「ノーリスク・ハイりターン」はない。
今あらためて「自己責任」という言葉を噛み締めなければならない。
最も責められるべきは振興銀の旧経営陣であることはいうまでもないが・・・。

駅前商店街の行方

2010年09月10日 | 日記
わが駅前の商店街にある昔ながらの喫茶店に「当分の間休業」の貼紙が張られていた。
委細のほどは不明だが高齢経営者の身に何かあったのかもしれない。
個人経営の場合は代替要員の確保が大変ではないかとついつい心配してしまうが実際はどうなんだろう。
そういえばこの商店街ではここ1年で調剤薬局、理容店(2軒)、パン屋、写真スタジオなどの家族経営店舗が姿を消したが個人事業の経営環境は年々厳しくなっているようだ。
今のままでは全国どの駅前もチェーン経営の看板と店舗が満ち溢れる個性の乏しい街並みになっていってしまうが人情より効率が優先する社会の必然の姿かもしれない。
さて読者の皆さんは人情と効率のどちらを選択されるだろうか。