グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

雇用問題を考える。

2010年09月02日 | 日記
昨日菅首相が代表選立候補記者会見で「まずやるべきことは一に雇用、二に雇用、三に雇用」と連呼されていた。
いうまでもなく雇用対策は経済成長につながり逆もまた真である。
菅首相には是非とも発言だけではなく実効が上がるまで雇用対策(=景気対策)を実行し日本に元気を取り戻していただきたい。
ただ雇用問題はハローワーク機能の拡充・展開や雇用助成金の支給などだけで済むほど単純な問題ではないだろう。
労働需給の観点から言えばグローバル化の進展により生産現場は空洞化、オフィスワークについても「国内勤務者の半数は外国人で」なんて会社も増えてきた。
また経営のフラット化は従業員構成をピラミッド型から鍋蓋型に変え労働需要を減らす方向に作用している。
需給アンバランスをワーク・シェアリングなどで解決できれば理想かもしれないが現実はそんなに甘くないだろう。
ミスマッチも含め需給アンバランスの極小化にもっと深く、もっとキメ細かく取り組まなくてはならない、近未来の日本のために。