グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

歴史は繰り返す。

2010年09月25日 | 日記
細川元首相の著した「内訟録」が書店の店頭に並んでいる。
本書は元首相の総理在任中の日記をベースにジャーナリスト、補佐官、政敵、交渉相手などの回顧談を書き加えたモノで総理大臣が当時どんな情況の中で何を考えどんな行動をとったかを知るうえで大変興味深い読み物になっている。
舞台は93~94年と随分昔の話だが(それだから公開できたのだが)政権交代直後の与党の政権担当能力不足や党内確執、国会運営の困難さは現内閣が抱える情況と共通するものがある。
まさに「歴史は繰り返す」。
多くの国会議員が現況打開のヒントを求めて本書を貪り読むのもよく分かる。
それにしても政治の世界は今も昔も暗躍と駆け引きが横行、良識や人格だけでは生きにくいようである。