グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

為政者にとってネット遮断は味方になりうるか?

2011年02月01日 | 日記
先日このブログで「ソーシャルネットワークが独裁政権の天敵になるかもしれない」と記したばかりだが大統領退陣要求デモが発生したエジプトで早速というか、やはりというか先日インターネットが遮断された。
たしかに多くの市民がネットにより煽動されあるいはデモ参加を誘発する効果は計り知れない。
しかしたとえインターネットを封じたとしてもそれによって抑圧されたエネルギーは新たなハケ口を求めて流動することはあっても自然に鎮静化することはないだろう。
こんな状況になってからの遮断は為政者の独善身勝手振りを印象付けるだけだ。
さらにビジネスに利用していたり私的な目的でネット利用している市民も巻き添えにして怨みを買うことになる。
結局為政者にとって「ネット遮断」は間尺にあわない。
市民の不満が一定レベルになればもう何をやっても遅すぎると考えた方がよいだろう。
それにしてももう現地に特使を派遣するなど「世界の警察」を自認する米国の動きは速い。

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