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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

今は夜明け前か

2013年12月03日 04時31分29秒 | 思考試行

早朝に目が覚めてしまい、ブログに手が伸びた。特定秘密保護法を強行可決しようと、保守層の期待を集めて、自民党政権は躍起となっている。この法律が、本当に機能して、官僚なり、政治家たちが、国民を恫喝できるかどうかは解らないが、かつて、共産党への弾圧とか、国民自身も戦争には反対などできる空気ではなく、自由な発言ができなくなった時代があったのは事実であり、この時代のニオイを多少でも知っている人達は、危機感をもって、デモを始めている。

そして、自民党の石破クンは、テロとデモを、同列に扱う発言したのは、まさに彼の本音であろう。有無を言わさず、国民を弾圧してみたい一人なのだろう。軍事オタクの彼の本領発揮というところである。順序としては、タブーをつくって、実際に弾圧が始まったときに、抵抗する勢力の力がなければ、このタブーは一人歩きを始めて、さまざまに悲劇を起こすことになる。

最初は、誰も反対できないようなことから、規制をかける。その範囲が徐々に広がり、支配者の意志が国民を縛っていく。末端の警察権力が、法に基づいて動き出せば、これを止めるのは簡単ではない。かつての日本は、多くの死者、悲惨な状況を経験し、他国に無条件で降伏した上で、始めて民主主義に接することができたのである。

助け合いとか、おもてなしとかいっても、それには、民主主義と結びついたものではなかったから、本当の意味で、まだ、完成した日本文化とは言えない。非正規雇用が当然のことになり、社会の中に格差がもちこまれ、階級支配が現実のものになりつつあるなかで、かつての悲劇をくりかえす可能性も大である。

それを覆し、アメリカが変わり、中国が変わり、人類文化が環境をまもり、本物の「助け合い文化」が実現するかどうか、今、そのとば口に立っているとしたら、今の状況は、夜明け前といえるのだが。