自己の利益のために、他者をごまかし、利益を得る。あるいは、権力を得るためにも。自民党は、一貫してこの方策をとる。ごまかしを平気でやる。
民主党政権に対するときの、自民党のやり口もそうであった。今でも、その後遺症が残っていて、悪者にされた民主党の支持率は、今や惨憺たるものである。いかにも失政の連続であったようにされてしまった。
民主党は、決して悪い政権ではなかった。自民党の極度の妨害工作に、まともに政策実行ができなくなってしまったのである。民主主義を実践しようとして、さまざまに試みを実行したし、事実多くの成果があった。隠されていた政治の実相が顕になった。
この間、あちこちから起こる権力維持のための手段を選ばぬ、陰謀が展開された。陰に陽に、邪魔をされた。犯罪者に対するような罵詈雑言の議会、品の悪い、キタナイ野次攻勢も含めて。
選挙で、ネジレが発生するや、その攻撃は無茶苦茶の度をさらにあげてきた。一切の協力をせず、政治の機能マヒがおころうが、関知しない姿勢。ついに、民主党は、解散やむを得ずの状態に追い込まれてしまった。
政権に返り咲いた自民党は、ネジレ解消がなったとたんに、その本性をむき出しにしてきた。国民をあざむき、その意志を無視して、原発再開にカジをきり、国民の手足をしばる秘密保護法を成立させた。続いて憲法9条がねらいだ。
選挙で多数を占めれば、なんでもやるつもりである。ただ、地球上で、国民の敵は、一人自民党だけではない。自己利益のみの追及者は、あちこちにいる。これらは、すべて、善良な普通の国民にとって、いわば敵である。
自己利益の追及のためには、他者への迷惑は考えないのであるから、こういう連中の言い草をきいて、観察して、国民は、どう対処していくのかが問われている。