(原題:A Little Bit of Heaven)
----これって、どんな映画ニャの?
ガエル・ガルシア・ベルナルとケイト・ハドソンの組み合わせって
ちょっと想像つかない。
「だと思うよ。
ガルシアの方は濃い顔だし、
ケイトの方は、こう言っちゃなんだけどファニーフェイス。
ふたりが恋に堕ちるって…。
ポスター・ビジュアルも少し不自然。
ただ、役柄の方は“それ”を意識した形になっている。
ケイト演じるマーリーは広告代理店で働く
あけっぴろげな性格のキャリアウーマン。
周囲のことなど気にせず下ネタを連発。
一方のガエルが演じるのは、彼女の主治医ジュリアン。
“アメリカの中の異国人”という設定もあって、
カタブツという表現がピッタリのまじめな性格」
----主治医ってことは
マーリーが病気になっちゃうわけだね?
「そう。
それも末期の癌。
さすがにそれを知らされたマーリーは平然としてはいられない。
もとよりうまくはいっていなかった両親に八つ当たり。
周囲が彼女を気にかけることが逆にいらだちとなり
友人との仲もぎくしゃくしていく。
そんなマーリーを特別視せず、
ひとりの女性として受け止めていくジュリアン。
やがて、ふたりの間には愛が芽生えて…」
----ニャんだか、よくあるストーリーだニャあ。
「それはそうなんだけどね。
この映画、そのキャスティングの妙と、
それをいかしたファンタジックなストーリー展開で
あるようでなかった映画になっていく」
----キャスティングの妙って?
「ケイトとガエルはさっき話した通り。
普通じゃありえない二人の共演が
映画に一種のケミストリーをもたらす。
“こんなふたりが結ばれるはずはない。
それでも結ばれるとしたら…?”
という観客の興味・好奇心が映画を牽引してゆくんだ。
マーリーの母親にはキャシー・ベイツ。
娘との付き合い方が分からず、
口に出すことすべてが裏目に出ちゃう。
本人にはそんなに悪いという意識はない。
でも娘にとっては…ってヤツだね。
この
“娘に対しては鈍感、でもそれに反発して娘がとった態度には傷つく”という
微妙な感情のさじ加減を
キャシー・ベイツは、あの大きな目の動きだけで演じ切る。
さすがと言うほかはない。
それとは正反対なのが、久しぶりの感もあるウ―ピー・ゴールドバーグ」
----えっ、ウーピーも出てるの?
「うん。
彼女の役どころは、
ウーピーでもあり天の神様でもある」
----ニャに、それ?
「実はこの映画、一種のファンタジーとなっていて、
マーリーは何度か、あの世の入り口(?)まで足を踏み入れる。
そこで、ウーピーから自分がもうすぐ死ぬこと、
3つの願いをかなえてあげること…などを聞かされる」
----3つの願い。
これもありふれているニャあ。
「ぼくも最初はそう思ったんだけどね。
映画自体も、
死を目前に、これまでの生き方を振り返り、
真の愛に目覚めると言う
これまで繰り返し描かれてきた話だし…。
でも、そこにコメディエンヌのイメージが強いケイト・ハドソンを持ってくること。
そしてファンアタジーの語り口とすることなどによって、
映画が、いきいきと輝きはじめる。
ちょっと毛色の変わったラブファンタジー。
これはデートムービーにもおススメの作品だね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「最後は幸せな踊りまで入るらしいのニャ」
※この邦題は実に巧い度
こちらのお花屋さんもよろしく。
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----これって、どんな映画ニャの?
ガエル・ガルシア・ベルナルとケイト・ハドソンの組み合わせって
ちょっと想像つかない。
「だと思うよ。
ガルシアの方は濃い顔だし、
ケイトの方は、こう言っちゃなんだけどファニーフェイス。
ふたりが恋に堕ちるって…。
ポスター・ビジュアルも少し不自然。
ただ、役柄の方は“それ”を意識した形になっている。
ケイト演じるマーリーは広告代理店で働く
あけっぴろげな性格のキャリアウーマン。
周囲のことなど気にせず下ネタを連発。
一方のガエルが演じるのは、彼女の主治医ジュリアン。
“アメリカの中の異国人”という設定もあって、
カタブツという表現がピッタリのまじめな性格」
----主治医ってことは
マーリーが病気になっちゃうわけだね?
「そう。
それも末期の癌。
さすがにそれを知らされたマーリーは平然としてはいられない。
もとよりうまくはいっていなかった両親に八つ当たり。
周囲が彼女を気にかけることが逆にいらだちとなり
友人との仲もぎくしゃくしていく。
そんなマーリーを特別視せず、
ひとりの女性として受け止めていくジュリアン。
やがて、ふたりの間には愛が芽生えて…」
----ニャんだか、よくあるストーリーだニャあ。
「それはそうなんだけどね。
この映画、そのキャスティングの妙と、
それをいかしたファンタジックなストーリー展開で
あるようでなかった映画になっていく」
----キャスティングの妙って?
「ケイトとガエルはさっき話した通り。
普通じゃありえない二人の共演が
映画に一種のケミストリーをもたらす。
“こんなふたりが結ばれるはずはない。
それでも結ばれるとしたら…?”
という観客の興味・好奇心が映画を牽引してゆくんだ。
マーリーの母親にはキャシー・ベイツ。
娘との付き合い方が分からず、
口に出すことすべてが裏目に出ちゃう。
本人にはそんなに悪いという意識はない。
でも娘にとっては…ってヤツだね。
この
“娘に対しては鈍感、でもそれに反発して娘がとった態度には傷つく”という
微妙な感情のさじ加減を
キャシー・ベイツは、あの大きな目の動きだけで演じ切る。
さすがと言うほかはない。
それとは正反対なのが、久しぶりの感もあるウ―ピー・ゴールドバーグ」
----えっ、ウーピーも出てるの?
「うん。
彼女の役どころは、
ウーピーでもあり天の神様でもある」
----ニャに、それ?
「実はこの映画、一種のファンタジーとなっていて、
マーリーは何度か、あの世の入り口(?)まで足を踏み入れる。
そこで、ウーピーから自分がもうすぐ死ぬこと、
3つの願いをかなえてあげること…などを聞かされる」
----3つの願い。
これもありふれているニャあ。
「ぼくも最初はそう思ったんだけどね。
映画自体も、
死を目前に、これまでの生き方を振り返り、
真の愛に目覚めると言う
これまで繰り返し描かれてきた話だし…。
でも、そこにコメディエンヌのイメージが強いケイト・ハドソンを持ってくること。
そしてファンアタジーの語り口とすることなどによって、
映画が、いきいきと輝きはじめる。
ちょっと毛色の変わったラブファンタジー。
これはデートムービーにもおススメの作品だね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「最後は幸せな踊りまで入るらしいのニャ」
※この邦題は実に巧い度
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