ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『モンスター上司』

2011-10-15 21:58:46 | 新作映画
(原題:Horrible Bosses)



----あらら、まさか
今日、この映画のお話とは思わなかったニャあ。
ツイッターだと、もっと感動作がいろいろあったようだけど…。
「フォーンも付き合いが長い割には分かっていないなあ。
こういう作品は喋りやすいの。
最初、ハガキ観たときは
主演の3人が
ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキスと、
あまりなじみのない面子ばかりで
どうしようかなと思っていたんだけど、
この“上司”役がスゴイ顔ぶれ。
2分遅れたことをねちねちイジメ、
最後には出世のために我慢している男が狙っている
本部長の座を奪っちゃう取締役にケヴィン・スペイシー



助手にセクハラを仕掛け、
ついには彼の恋人の上でコトに及ぼうとする
歯科医にジェニファー・アニストン



そして仕事なんかどうでもよく、
毎日ドラッグ漬けで将来は南の島で女とやりたい放題が夢の
二代目バカ息子にコリン・ファレル



人を人とも思わない上司の横暴な振る舞い。
我慢に我慢を重ねた3人は、
なんと、彼らを亡き者にしようとヒットマンを探す。
で、このヒットマン役に
デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~に続いて
おバカ・ムービーに参戦のジェイミー・フォックス

----ほんとだ。
これはニャにか起こりそう。
で、その3人の被害者たちは知り合いニャの?
「うん、そういうこと。
彼らはノリで殺人に盛り上がるものの、
実際にはそんなことは無理。
で、プロを雇おうとしたりするわけだ。
でも、基本コメディだから
実際にそう言う方に物語が運んだらヤバい。
まあ、それでも途中で“交換殺人”という
ヒッチコック『見知らぬ乗客』の方法も飛び出すけどね」

----じゃあ、結局はニャにも起こらないわけ?
「いやいや。
それが、思わぬ形で決着を見る。
まあ、しかしこの展開は読めなかったな。
脚本の妙だろうね。
見どころは、とにかく3人の上司の壊れっぷり。
ケヴィン・スペイシーが
この世にこれ以上の嫌みな男ははいないと断言してもいいくらいの
性格の歪んだ男を演じれば、
ジェニファー・アニストンは、
そのアクションもさることながら
よくもこれだけ覚悟を決めたとほめてあげたくなるほどの
卑猥な言葉を連発。
コリン・ファレルに至っては
あの『タイガーランド』の反逆兵士はどこへ行ったのよという感じの
へなちょこブルース・リーをヌンチャク片手に演じる」

----そりゃスゴイや。
「で、ジェイミー・フォックスは、その役柄の中に
“黒人だというだけでみんな恐いと思っている”という
一種の偏見を痛烈に批判して見せる。
まあ、実際、今の時代、
失業を恐れて我慢に我慢を重ねている人がいっぱい。
映画の中だけもスカっとしたいと言う人には、まさにこれはおススメ。
と、手放しでほめちゃったけど、
一般人が、カーチェイスになると
あのようなドライブテクニックを見せるのだけは、
いい加減やめてほしいと思うけどね」



                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ということはカ―アクションもあるのだニャ」身を乗り出す

※他にも映画の引用がいっぱいだ度

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