※『おかえり、クズの皆様。』
----これ、2年前にショックを受けていた映画の続編だよね。
「うん。
『カイジ 人生逆転ゲーム』ね。
あれを観ていると、なんだか自分がダメな人間に見えて…。
まあ、実際そうなんだけど…(笑)。
一時期、よく言われた“勝ち組・負け組”だの、
“自己責任”だのの上に映画の世界が成り立っている感じで、
なんともいや~な気持ちに…。
ただ、困ったことに映画がオモシロかったものだから…」
----ニャンダか、はっきりしないニャあ。
まさに『おかえり、クズの皆様。』って感じ(笑)。
「そう、それ。
思わず、『はい、ぼくですか?』と答えてしまいそうになる(笑)。
さて、気持ちを切り替えてこの映画。
今回は原作でも人気の高い『欲望の沼』がベースとなっている。
偶然、ぼくはこの単行本の一部を読んでいて、
でも、それには結末と導入が載っていなかったもので、
却って興味津々」
----帝愛グループが経営するカジノの巨大なパチンコ台に挑む話だよね。
「そう。
普通は一玉が4円のところ、このパチンコ“沼”ではなんと4,000円。
しかし、成功した者は帝愛のトップと
支配人の一条(伊勢谷友介)しかいない。
実はこの一条も、地下の強制労働施設から這い上がってきた一人。
カイジ以外では唯一、あの電流鉄骨渡りに成功したという設定。
さて、カイジはまたまた借金が膨らみ再び強制労働施設へ。
そこで地獄チンチロのイカサマを見抜いた彼は、
仲間から募った109万5千円を手に2週間だけ地上へ。
その目的はただ一つ。
カイジ自身と、カイジにすべてを託した仲間たちの借金を返済するため、2億円を手配すること。
だが、そんな虫のいい話なんて簡単にあるはずもない。
悩むカイジの前に現れたのが、
前作で彼に立ちはだかり敗れて帝愛を失脚した利根川幸雄(香川照之)。
その彼が、自分の地位を取り返すべくカイジの味方につく」
----ええ~っ。
「実は、彼は原作ではこのエピソードに登場しないんだけどね。
と、長々とストーリーを喋っちゃったけど、
今回のポイントはココ。
本作での最大のライバルは、支配人の一条だけど、
カイジは彼と直接に戦うワケじゃない。
しかも、カイジが挑むパチンコ“沼”は
一歩間違えば労働施設送り、
あるいは転落して即死亡というような
前作の生死ギリギリの恐怖感はない。
そんな中、“心理戦”という意味で利根川の代わりを務めるのは
前作で電流鉄骨渡りに失敗した石田の娘・裕美(吉高由里子)。
バカ正直に生きてきた父親への反発と
一条による父親はカイジに突き落とされたという刷り込み。
最初は、カイジ側に付いていた彼女が物語が進むにつれて、
さあどっちに身を置くか?
今回は彼女の存在がかなり大きなウェイトを占める。
演じる吉高由里子にとっても、
これはかなりやりがいのある役だったんじゃないかな。
あっ、そうそう。大事な人を忘れていた、
この“沼”の存在をカイジに教え、
その攻略による人生一発逆転を夢見る坂崎孝太郎。
これを(生瀬勝久)が演じる。
巨大パチンコを見つめる藤原竜也、吉高由里子、香川照之、生瀬勝久。
そして敵側の伊勢谷友介。
玉の動きに一喜一憂する彼らの緊迫の表情を観ているだけでも大満足。
これは、名優競演による贅沢な映画だね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「藤原竜也は本当にうまそうにビールを飲むらしいのニャ」
※これまた今の時代の映画だ度
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----これ、2年前にショックを受けていた映画の続編だよね。
「うん。
『カイジ 人生逆転ゲーム』ね。
あれを観ていると、なんだか自分がダメな人間に見えて…。
まあ、実際そうなんだけど…(笑)。
一時期、よく言われた“勝ち組・負け組”だの、
“自己責任”だのの上に映画の世界が成り立っている感じで、
なんともいや~な気持ちに…。
ただ、困ったことに映画がオモシロかったものだから…」
----ニャンダか、はっきりしないニャあ。
まさに『おかえり、クズの皆様。』って感じ(笑)。
「そう、それ。
思わず、『はい、ぼくですか?』と答えてしまいそうになる(笑)。
さて、気持ちを切り替えてこの映画。
今回は原作でも人気の高い『欲望の沼』がベースとなっている。
偶然、ぼくはこの単行本の一部を読んでいて、
でも、それには結末と導入が載っていなかったもので、
却って興味津々」
----帝愛グループが経営するカジノの巨大なパチンコ台に挑む話だよね。
「そう。
普通は一玉が4円のところ、このパチンコ“沼”ではなんと4,000円。
しかし、成功した者は帝愛のトップと
支配人の一条(伊勢谷友介)しかいない。
実はこの一条も、地下の強制労働施設から這い上がってきた一人。
カイジ以外では唯一、あの電流鉄骨渡りに成功したという設定。
さて、カイジはまたまた借金が膨らみ再び強制労働施設へ。
そこで地獄チンチロのイカサマを見抜いた彼は、
仲間から募った109万5千円を手に2週間だけ地上へ。
その目的はただ一つ。
カイジ自身と、カイジにすべてを託した仲間たちの借金を返済するため、2億円を手配すること。
だが、そんな虫のいい話なんて簡単にあるはずもない。
悩むカイジの前に現れたのが、
前作で彼に立ちはだかり敗れて帝愛を失脚した利根川幸雄(香川照之)。
その彼が、自分の地位を取り返すべくカイジの味方につく」
----ええ~っ。
「実は、彼は原作ではこのエピソードに登場しないんだけどね。
と、長々とストーリーを喋っちゃったけど、
今回のポイントはココ。
本作での最大のライバルは、支配人の一条だけど、
カイジは彼と直接に戦うワケじゃない。
しかも、カイジが挑むパチンコ“沼”は
一歩間違えば労働施設送り、
あるいは転落して即死亡というような
前作の生死ギリギリの恐怖感はない。
そんな中、“心理戦”という意味で利根川の代わりを務めるのは
前作で電流鉄骨渡りに失敗した石田の娘・裕美(吉高由里子)。
バカ正直に生きてきた父親への反発と
一条による父親はカイジに突き落とされたという刷り込み。
最初は、カイジ側に付いていた彼女が物語が進むにつれて、
さあどっちに身を置くか?
今回は彼女の存在がかなり大きなウェイトを占める。
演じる吉高由里子にとっても、
これはかなりやりがいのある役だったんじゃないかな。
あっ、そうそう。大事な人を忘れていた、
この“沼”の存在をカイジに教え、
その攻略による人生一発逆転を夢見る坂崎孝太郎。
これを(生瀬勝久)が演じる。
巨大パチンコを見つめる藤原竜也、吉高由里子、香川照之、生瀬勝久。
そして敵側の伊勢谷友介。
玉の動きに一喜一憂する彼らの緊迫の表情を観ているだけでも大満足。
これは、名優競演による贅沢な映画だね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「藤原竜也は本当にうまそうにビールを飲むらしいのニャ」
※これまた今の時代の映画だ度
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