ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『THE LAST MESSAGE 海猿』

2010-08-04 21:39:37 | 新作映画
※けっこう、辛口です。
ファンの方は、スルーされた方がいいかも。



----『海猿』って、もう3部作で終わっていたんじゃニャいの?
「いやあ。あれだけのヒット作だもの。
周りが許さないって…」

----でも、この前の『LIMIT OF LOVE 海猿』が大型フェリーの事故だよね。
それを超える緊急事態って、想像がつきにくいけど…。
「それが、よく考えたもので、
今回はガスプラントにドリル・シップがぶつかったという設定。
しかもそこに大型台風がやってくる」

----大型台風といえば、同じ伊藤英明主演の
『252-生存者あり-』も、そうだったような…。
「そうなんだよね。
もう、彼が主演の映画は、観ていて
“ごめんなさい”と、謝りたくなる」

----誰に?
「まあ、いろんな人にだね。
だって、彼が演じる主人公は完全無欠のヒーロー。
その体力ばかりでなく、生きざまそのものが
いわゆる男の理想形。
本心は、死の淵にいて、自分も辛いし、怖いだろうに、
でも、いつも周囲の状況を判断し、
努めて明るくふるまい、
みんなを安心させる。
そして、その公(仕事)に対する態度の内には、
家族への深い愛情と責任がある。
もう、立派!
と、まあ、これだけ言えば、この映画はいいかな。
後は、日本のおそらくこれが最前線と思われる
CG&SFX技術に圧倒って感じかな」

----あらら、簡単にまとめちゃったニャ。
「だって、お話はいつも同じようなものだからね。
大事故に取り残された主人公が
最初はバラバラだった一般人の人たちを
励ましながらまとめあげ生還へと導いていく。
そして、二者択一の選択においては
自分が犠牲となる道を選ぶ」

----そう言われてみると、そうだよね。
「でしょ。
まあ、こういう映画は、その約束事にのっとって観るのがいいんだろうね。
映画は楽しんだ者の勝ちだからね。
ただ、今回のタイトルはちょっといただけないな」

----どうして?
主人公・仙崎大輔のメッセージでしょ。
「だってそれって、
いわゆる脚本を書いた人やスタッフからのメッセージなわけじゃない。
なんか、引っかかるんだよね」



           (byえいwithフォーン)

「これはまだ続きそうだニャ」ぱっちり


※今回のおススメは加藤雅也の演技だ度


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※今回の3Dは2Dからの変換だそうです。