※結末に触れる部分もあります。ご覧になってから読まれることをおススメします。
「いやいや、日本の映画もハリウッド的になってきたね」
----えっ、そんなにスゴいスペクタクルなの?
「いやいや、それはどうだろう。
ぼくが言っているのはそういう技術的な意味合いじゃないんだ。
まずはプロットから説明しよう。
この映画は海難救助の最前線で働く海上保安官の潜水士・仙崎大輔(伊藤英明)が
沈没するフェリーの中に、
バディの吉岡哲也(佐藤隆太)、足を負傷した男性(吹越満)、
そして妊娠五ヶ月の女性(大塚寧々)と取り残されると言うもの。
彼らが閉じ込められた場所は
浸水と火災で出口が封じられている。
しかも無線も届かず、ついには救難隊に撤収命令が下る…。
この絶体絶命の状況の中、
彼らはいかにして生還を果たすか……と、そういうお話なんだ」
----そういえば今年は『ポセイドン』なんてのもくるね。
「うん。そんなオバケ映画と比べてしまったら
SFXやCGが見劣りするのはあたりまえ。
でもその分、この映画は演出力で見せていた。
溺死の恐怖がとてもリアルに伝わってくるんだ」
----それってこの手の映画では重要なポイントだよね。
「うん。
30mも息を止めて海中を潜らなくてはならなかったり、
身動きが取れないまま増水する船内に置き去りにされたり、
観ていてブルッと寒気が走ったほど。
その怖さは並みのホラー映画以上かも知れない」
----確か前作では彼らの訓練が描かれていたんだよね。
潜水士って強い精神力と肉体力を持っているんでしょ。
「うん。
主人公の仙崎大輔なんてちょっとありえないくらいに
スーパーヒーローだったね。
観ていてカッコいいと思うか,嘘っぽいと思うか。
ここでこの映画の好悪は分かれるだろうね。
ただ、冒頭で仙崎が乗客二人のうち一人しか命を救えなかったという
飛行機事故のエピソードが描かれていて、
ここが後々大きな意味を持ってくる。
責任感の強い彼はそのことが理由で
自分の結婚に踏み切れないでいる。
恋人の心が読めないまま、地上でその無事を祈る伊沢環奈(加藤あい)。
ぼくがハリウッド的と言ったのは、実はこの部分。
かつて『タワーリング インフェルノ』を観たとき、
ラストはポール・ニューマンとフェイ・ダナウェイが
ひしっと抱き合う姿だったことがとても強く印象に残っている。
パニック映画と思っていたら愛で終わるわけだ。
この映画も大パニック映画でありながら、
物語を締めくくるのはふたりの愛」
----ニャるほど。だからタイトルに『LIMIT OF LOVE』が付くんだね。
(byえいwithフォーン)
「フォーンの一言」フォーンは船に乗りたくないニャ。
※体鍛えないとダメだ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
「いやいや、日本の映画もハリウッド的になってきたね」
----えっ、そんなにスゴいスペクタクルなの?
「いやいや、それはどうだろう。
ぼくが言っているのはそういう技術的な意味合いじゃないんだ。
まずはプロットから説明しよう。
この映画は海難救助の最前線で働く海上保安官の潜水士・仙崎大輔(伊藤英明)が
沈没するフェリーの中に、
バディの吉岡哲也(佐藤隆太)、足を負傷した男性(吹越満)、
そして妊娠五ヶ月の女性(大塚寧々)と取り残されると言うもの。
彼らが閉じ込められた場所は
浸水と火災で出口が封じられている。
しかも無線も届かず、ついには救難隊に撤収命令が下る…。
この絶体絶命の状況の中、
彼らはいかにして生還を果たすか……と、そういうお話なんだ」
----そういえば今年は『ポセイドン』なんてのもくるね。
「うん。そんなオバケ映画と比べてしまったら
SFXやCGが見劣りするのはあたりまえ。
でもその分、この映画は演出力で見せていた。
溺死の恐怖がとてもリアルに伝わってくるんだ」
----それってこの手の映画では重要なポイントだよね。
「うん。
30mも息を止めて海中を潜らなくてはならなかったり、
身動きが取れないまま増水する船内に置き去りにされたり、
観ていてブルッと寒気が走ったほど。
その怖さは並みのホラー映画以上かも知れない」
----確か前作では彼らの訓練が描かれていたんだよね。
潜水士って強い精神力と肉体力を持っているんでしょ。
「うん。
主人公の仙崎大輔なんてちょっとありえないくらいに
スーパーヒーローだったね。
観ていてカッコいいと思うか,嘘っぽいと思うか。
ここでこの映画の好悪は分かれるだろうね。
ただ、冒頭で仙崎が乗客二人のうち一人しか命を救えなかったという
飛行機事故のエピソードが描かれていて、
ここが後々大きな意味を持ってくる。
責任感の強い彼はそのことが理由で
自分の結婚に踏み切れないでいる。
恋人の心が読めないまま、地上でその無事を祈る伊沢環奈(加藤あい)。
ぼくがハリウッド的と言ったのは、実はこの部分。
かつて『タワーリング インフェルノ』を観たとき、
ラストはポール・ニューマンとフェイ・ダナウェイが
ひしっと抱き合う姿だったことがとても強く印象に残っている。
パニック映画と思っていたら愛で終わるわけだ。
この映画も大パニック映画でありながら、
物語を締めくくるのはふたりの愛」
----ニャるほど。だからタイトルに『LIMIT OF LOVE』が付くんだね。
(byえいwithフォーン)
「フォーンの一言」フォーンは船に乗りたくないニャ。
※体鍛えないとダメだ度
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本作も期待通りの仕上がりに、大満足です!!(*^_^*)
大輔はスーパーヒーローのようにかっこ良かったのはモチロンですが、吉岡君も今回は立派な潜水士ぶりで、かっこ良かったです!
これで終わっちゃうなんて、淋しいですぅ・・・(T_T)
これで終わるかどうかは
映画館でヒットするかどうかにかかっていると思います。
いままで「これで最後」と言いながら終わらなかったことは
幾度となくありました。
みんなでヒットさせましょう。
でもやっぱり終わらないで欲しい・・・。ヒット祈願しなきゃですっv( ̄ー ̄)v
仙崎は映画向けのヒーローですよね。
最近、あそこまで超人的な活躍をする
日本のスターは観たことがないです。
「それ、嘘だろ』と思いながらも
まあ映画だから……と許せちゃう。
男から見ると、そんな感じでした。
同じ映画でも見る人で感想も違う。
あたり前だけどとても参考になりました。
まだ見ていない周囲の人たちに宣伝しまくって、あわよくば続編…を狙っています。
そうですね。
映画は観た人の数だけ感想もある。
そろそろ日本映画も
ハリウッドに対して引け目を感じないようになってもいいのでは…。
以前は日本のエンターテイメントと言えば
金がなく貧弱な映画になっていましたが、
いまの日本映画はCGのおかげもあり、
いい勝負ができるのでは……なんて、言い過ぎかな。
冒頭の飛行機エピソードは一体何なんだろうと思ってましたが、結構ストーリーを絡めた意味合いが深くて個人的には良かったと思います。
ただあのシーン・・・豪雨やカメラの揺らし過ぎなせいもあってか、あれが仙崎だと気づくのにかなり時間が掛かりました(汗
ほんっと昨日は初日鑑賞あきらめました(笑)
ありえないくらいのスーパーヒーローに成長した仙崎ですけど
実際はあきらめなきゃいけない事故もあるだろう中で
完全なる人命救助となったこのドラマ
気持ち的にはちょっと、うれしくなってしまいます(笑)
動員数、どこまで伸びるか 楽しみですね~
実は冒頭のエピソードで、少し引いてしまいました。
暗すぎて、何がどうなっているのか分からない。
もっとも後で説明がありましたが…。
当たっていますね、この映画。
予想はしていましたが
某グループの影響力をまざまざと感じます。
しかし、当たる日本映画というのは
結局、このような大メディアがらみ。
その中で孤軍奮闘している『かもめ食堂』は立派です。