ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『デトロイト・メタル・シティ』

2008-07-26 22:21:13 | 新作映画
----松山ケンイチって、
いつの間にかカメレオン俳優と呼ばれるようになったね。
「うん。
ぼくが最初に彼を意識したのは『不良少年(ヤンキー)の夢』
まさか、あのツッパリが
『NANAーナナー』のシンと同じ役者とはとても思えなかったね」

----今度は、その彼が一人二役ってことだよね?
「いや、正確に言えば二役というのではない。
どちらも中身は同じ人物だからね。
ただ、本来は
ポップミュージシャンを目指す心優しい青年・根岸崇一なのに、
音楽事務所の社長(松雪泰子)の方針で
悪魔系デスメタルバンドのヨハネ・クラウザーII世を
“演じている”というお話だ。
まあ、原作がコミックだけに、
そのストーリーをどうのこうの言っても意味ないし、
これはそのマツケンのなり切りぶりと、
それっぽい音楽を楽しむことにつきるだろうね」

----そう言えば、大物ミュージシャンも出てるんでしょ?
「うん。大学時代の根岸の後輩に
佐治くん(高橋一生)というのがいるんだけど、
なんとポップスの方の音楽はカジヒデキが提供。
ところが、これが劇中では
周囲をシラケさせる痛い音楽ということに。
で、その撮影現場をカジヒデキが見ていたというから
これまたスゴい
あとヒップホップとのライブ対決(これは見モノ!)があるんだけど、
ここではKダブシャインが楽曲提供。
二人とも出演もしているらしいけど、
それがどこかは、ぼくには分からなかったね」

----いやいやフォーンが言いたいのはそれじゃニャくて…。
もっと大物がいるでしょ。
「あっ。ジーン・シモンズね。
そもそもこの原作のタイトルは
KISSの代表曲『デトロイト・ロック・シティ』からきているというから、
この出演は関係者は
彼の出演がほんと嬉しかったんじゃないかな」

----ふ~ん。他に見どころは??
「どこまでが原作でどこまでがオリジナルなのか分からないけど、
後輩の佐治くんにクラウザーとしてトイレで会った根岸崇一が
彼の歌にあわせて嬉しそうにリズムとるところかな」

----監督はだれニャの?
「李闘士男。
彼は『お父さんのバックドロップ』という、
なかなかユニークな映画を作っている。
あっ、映画より気になったのがクラウザーが歌う歌。
『SATSUGAI』というんだけど
その歌詞が『KOROSE!KOROSE!KOROSE!』。
これが映画が始まるまでずっと流れていて、
さすがにヤバいんじゃないかと…」




           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「いろんな映画があるニャあ」なにこれ?

※大倉孝ニに鈴木一真。脇役もオモシロい度

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