ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『言えない秘密』

2008-07-29 21:53:47 | 新作映画
(原題:不能説的・秘密)


「うわあっ。どうしよう。
いまオフィシャルを見たら
『この秘密は決して明かさないでください。』と書いてある。
となると、何も喋れなくなっちゃう」

----えっ、そんなにスゴい秘密ニャんだ。
あの『シックス・センス』みたく…。
ジェイ・チョウ、初監督にしてやるニャあ。
「いや、そんなこともないんだけどね。
ただ、途中までは
『これは結局、ゴーストストーリーだな』と
決めつけて観ていたものだから、
ははあ、そうきたか----とね」

----う~ん。どういうこと?
予告観た限りだと、
韓流によくある“別世界に住むもの同士の恋”みたいだけど…。
「う~ん。
どこまで喋っていいんだろう。
転校生のシャンルン(ジェイ・チョウ)は
聞いたことのない曲をピアノ室で弾いていた
シャオユーと出会い、たちまち恋に落ちる。
ところが彼女には、どうしても彼に言えない秘密があった。
果たしてその秘密とは?」

----えっ、それだけ?
「そう、それだけ。
このシャオユーを演じているのが『藍色初恋』のグイ・ルンメイ。
最初、彼女の着ている服がほかの人の制服とちょっと違っていて
シャンルンに恋する美少女チンイーを演じるアリス・ツォンとの区別もつきやすく、
人の顔を覚えるのが下手なぼくにとっては、
これは助かるな……と。
ところが、これにもちゃんと意味があったんだね」

----ふうん。伏線もけっこう張ってあるんだ。
「そう。
で、よくよく見てみると、
どうも周囲の人はシャンルンが
まるでそこに存在していないかのように振る舞っている」

----あっ、それでゴーストストーリーと思ったわけだ。
「うん。そういうこと。
しかし、喋りたいなあ。
この映画、いまなおカルト的人気を誇る
あるロマンチックなアメリカ映画と似ている部分があるんだけどなあ。
そこを話しちゃダメとなると、
他に話せるのは
ジェイ・チョウのピアノ・テクニックの素晴らしさかな。
そうそう、それと先ほど伏線と言ったけど、
この映画の特徴は
すべての伏線が回収されるわけじゃないということ。
観終わった後にも、多くの謎が謎のままで残る。
あ~、早く誰か観てくれないかなあ」


           (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「でも公開まで一ヶ月切ったニャ」うららかフォーン

※ジェイ・チョウのピアノはとにかくスゴい度

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