(原題:Get Smart)
「もう。のっけから結論を言っちゃうけど、
この映画はオモシロい、最高!
実にぼく好みだね」
----あらら。どんなところが?
「う~ん。
それが論理的な説明がしにくい。
というのも、この映画のもととなっているテレビ・シリーズの
スパイ・ドラマ『それ行けスマート!』を
残念ながらぼくは観ていないんだ。
映画はクスリとさせるギャグが至るところに散りばめられているんだけど、
そもそもそれがオリジナルにもあったテイストなのか、
それともオリジナルへのオマージュから発する笑いなのか??」
----つまりオリジナルが『007』ニャのか
『オースティン・パワーズ』ニャのかってこと?。
「分かりやすく言うとそうなるかな。
この映画は『007/カジノ・ロワイヤル』と同じく、
エージェントとしてのスマートが誕生したきっかけと、
その最初の任務を描いている。
優秀なはずのスマートがなかなかージェントになれなかったのは、
分析官としての才能があまりにも優れていたから。
でも、実戦的な経験は彼には皆無なわけで、
本来は優秀であるというスマートの増大した自負と、
彼とパートナーを組む、
こちらは実戦たっぷりのエージェント99との
凸凹的なコンビネーションが映画の推進力となっている」
----へぇ~っ。スマートはだれがやっているの?
目下売り出し中のコメディアン、スティーブ・カレル。
彼はいいね。
どこかで観た感覚と思ったら
これは『ピンク・パンサー』シリーズのピーター・セラーズ。
なんともとぼけた味わいなんだ。
で、彼と組むエージェント99がアン・ハサウェイ」
----えっ、パートナーは女性ニャンだ?
「そう、実はスマートの属する米国極秘スパイ機関“コントロール”が
国際犯罪シンジケート“カオス”によって襲撃され、
エージェント全員の身元がバレてしまう。
唯一、美容整形したばかりで身内にも面が割れていない
エージェント99が彼のパートナーに選ばれたというわけだ。
まあ、この後の進行は普通のスパイ映画…のはずだけど、
とにかく笑える笑える。
その笑いというのが、
赤外線レーザーが張りめぐらされた部屋への侵入といった
どこかえで観たようなシーンのパロディもあれば、
おそらくオリジナルのテレビシリーズを意図したと思われる
小道具による笑いもある」
----小道具による笑い?
「うん。たとえば靴に仕込んだ無線電話。
なぜ携帯のあるこの時代に
こんな古めかしいものが登場するか?とか
実によく考えてあるんだ。
他にも放射能探知機能付きの腕時計とか、
爆発性のデンタルフロスやカフスの爆弾、
さらには音声爆弾……。
これぞスパイ映画の醍醐味だね。
ダンディで楽しさが弾けていて、
まさにあの頃の子供たちの憧れとしてのスパイ。
いやあ、いま観てもほんとポップ!」
----ふうん。楽しい時代だったんだね。
「そう。
ノスタルジーだけじゃなく、
本当にテレビの中に夢があったんだと思う。
このオリジナルのテレビシリーズを創り出したのは、
なんとメル・ブルックス、それにバック・ヘンリーというふたりの才人。
でも、子供の頃、そんなことなんて知る由もないしね。
しかもこの映画版では、さらに嬉しいことに
コントロールのチーフにアラン・アーキン、
そしてが敵の大物にテレンス・スタンプ。
彼らも当時の実力ある個性派スターだ。
一方。アクションの方も、
『007』でおなじみの空中ダイブで笑いとスリルを一気に爆発!
そして最大の見モノが
ヘリコプターと車によるチェイス!
こちらは、最後に列車を巻き込んでとんでもないことになる。
ぼくとしては、続編の製作をぜひ望みたいね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ちょっと興奮しすぎだニャ」
※オリジナルのテレビシリーズが観たくなる度
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(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はアメリカ・オフィシャル(ダウンロードサイト)より。
「もう。のっけから結論を言っちゃうけど、
この映画はオモシロい、最高!
実にぼく好みだね」
----あらら。どんなところが?
「う~ん。
それが論理的な説明がしにくい。
というのも、この映画のもととなっているテレビ・シリーズの
スパイ・ドラマ『それ行けスマート!』を
残念ながらぼくは観ていないんだ。
映画はクスリとさせるギャグが至るところに散りばめられているんだけど、
そもそもそれがオリジナルにもあったテイストなのか、
それともオリジナルへのオマージュから発する笑いなのか??」
----つまりオリジナルが『007』ニャのか
『オースティン・パワーズ』ニャのかってこと?。
「分かりやすく言うとそうなるかな。
この映画は『007/カジノ・ロワイヤル』と同じく、
エージェントとしてのスマートが誕生したきっかけと、
その最初の任務を描いている。
優秀なはずのスマートがなかなかージェントになれなかったのは、
分析官としての才能があまりにも優れていたから。
でも、実戦的な経験は彼には皆無なわけで、
本来は優秀であるというスマートの増大した自負と、
彼とパートナーを組む、
こちらは実戦たっぷりのエージェント99との
凸凹的なコンビネーションが映画の推進力となっている」
----へぇ~っ。スマートはだれがやっているの?
目下売り出し中のコメディアン、スティーブ・カレル。
彼はいいね。
どこかで観た感覚と思ったら
これは『ピンク・パンサー』シリーズのピーター・セラーズ。
なんともとぼけた味わいなんだ。
で、彼と組むエージェント99がアン・ハサウェイ」
----えっ、パートナーは女性ニャンだ?
「そう、実はスマートの属する米国極秘スパイ機関“コントロール”が
国際犯罪シンジケート“カオス”によって襲撃され、
エージェント全員の身元がバレてしまう。
唯一、美容整形したばかりで身内にも面が割れていない
エージェント99が彼のパートナーに選ばれたというわけだ。
まあ、この後の進行は普通のスパイ映画…のはずだけど、
とにかく笑える笑える。
その笑いというのが、
赤外線レーザーが張りめぐらされた部屋への侵入といった
どこかえで観たようなシーンのパロディもあれば、
おそらくオリジナルのテレビシリーズを意図したと思われる
小道具による笑いもある」
----小道具による笑い?
「うん。たとえば靴に仕込んだ無線電話。
なぜ携帯のあるこの時代に
こんな古めかしいものが登場するか?とか
実によく考えてあるんだ。
他にも放射能探知機能付きの腕時計とか、
爆発性のデンタルフロスやカフスの爆弾、
さらには音声爆弾……。
これぞスパイ映画の醍醐味だね。
ダンディで楽しさが弾けていて、
まさにあの頃の子供たちの憧れとしてのスパイ。
いやあ、いま観てもほんとポップ!」
----ふうん。楽しい時代だったんだね。
「そう。
ノスタルジーだけじゃなく、
本当にテレビの中に夢があったんだと思う。
このオリジナルのテレビシリーズを創り出したのは、
なんとメル・ブルックス、それにバック・ヘンリーというふたりの才人。
でも、子供の頃、そんなことなんて知る由もないしね。
しかもこの映画版では、さらに嬉しいことに
コントロールのチーフにアラン・アーキン、
そしてが敵の大物にテレンス・スタンプ。
彼らも当時の実力ある個性派スターだ。
一方。アクションの方も、
『007』でおなじみの空中ダイブで笑いとスリルを一気に爆発!
そして最大の見モノが
ヘリコプターと車によるチェイス!
こちらは、最後に列車を巻き込んでとんでもないことになる。
ぼくとしては、続編の製作をぜひ望みたいね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ちょっと興奮しすぎだニャ」
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※画像はアメリカ・オフィシャル(ダウンロードサイト)より。