「お盆ぐらい帰って来いよ・・」
この仕事に就く前は至極当然な田舎からの便り
この仕事に就いてからは
「そうだよな、お盆だから帰れないよな・・」と変わります
お盆は葬儀社さんの業務である
「新盆の飾りつけ」があるために忙しいのです
(新盆を扱わない業者さんは知りませんが)
通常の葬儀の業務の他にプラスαの業務ですから
忙しいですね、この新盆飾りで何が大変かって・・?
う~むぅ・・
エアコンの無いお家(今では希少ですが)での飾りつけは
そりゃ・・滝のような汗を拭きながら提灯を組み立てます
ほんとにご苦労さまですね
そして飾り付けが終わり
幾つもの灯篭を点灯させれば
綺麗に絵柄が回る灯篭たちが
盆だなのお供えものと共に仏様を迎えるわけです
マコモや線香のかおり、きゅうりやナスの馬牛
迎え火のついでに浴衣着の子供の線香花火の火薬の匂い・・
もう懐かしい世界ですね・・
お盆の行事は
寂しくならないようにと
花火や盆踊りもいいですが
新盆でなくても
盆だなを飾り、先祖を供養するってのは
いいなぁ・・・
そして
そこに集まれる人たちがたくさんいれば
もっといいのでしょうけど・・・
私たちは
お盆は行楽に出掛けるもの・・・からは
もう戻れないくらい遠い場所に居るのでしょうかね・・