葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀

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お葬式の流れ・・・

2015-03-12 16:29:00 | 葬儀社裏話


さて・・

お葬式の流れ・・・と言っても

ここでは一般的な「臨終から初七日まで」の流れ

ということではなく

流れを作るのは、地域性と葬儀の仕方や式場のありようで

作られていくということです

自宅葬の場合には、その土地の風習やらで「昔からそうしてた・・・」という

葬儀の慣わしが存在していたわけですが

昨今の式場での施行が殆どの時代になってからは

その式場での「通常の方法」がやがては

「一般的なこの辺の葬儀」の仕方に定着してきました

一番変わったのは

「二度だし」と言われた

朝一番で出棺経をおこない、その後火葬場で荼毘になさってから帰り

お骨での葬儀を済ませて、その日に墓地埋葬へ・・その後の精進落とし

これが、地元の方の自宅での葬送の仕方でした

そのときに必要な埋葬の道具なども必要でしたし

六道と呼ばれた(埋葬に関わる役目の人たちが6名)風習が廃れ

朝の火葬も無くなりました

戻ってからの精進落としも今では

火葬場の待ち時間の間に済ませます

これらは式場の運用上とかも影響したのでしょう

そうして

地域の風習は式場の利用が優先された形で簡略化され

家族やお手伝いの方の労力は極端に減ったのです

施行をする葬儀社さんと、利用する方の双方のメリットが

形態を変化させたということでしょうか

やがては・・

式場がもつ流れのシステム(例えば導線)も

この式場はこういう風に・・・

あの式場はこんな風に・・

と、「式場による」流れが出来てきました

もはや、自宅での葬儀は皆無の時代で

お願いする式場での葬儀の流れが

「普通の葬儀」になってきたのです

公営の式場であれば、いろんな制約の中での

決まった流れですし

民間の式場であれば

そこのやり方の流れになっていくのです



さて・・・

式場は効率ということを考えなくては

多くの方の利用に対応できませんでした


今は・・どうでしょうか・・

式場が供給過多の地域もあります

価格の競争もあるでしょうが

費用は掛かってもゆっくりとした使い方ができる

式場を考えてみるのはいかがでしょうか

そういう流れが出来れば、葬儀社さんの無用な価格競争よりも

質の競争になるのではないでしょうか

いい流れの式場が増えれば

それが「ふつうの葬儀」になる・・・いわば風習を作るということ・・

そんな質を問う時代にならなければ

この業界が生きていくのは至難になるばかりだと

思うのでございますが・・

           




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