葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀

一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

死体から見た葬儀社さん その③

2008-10-06 11:33:52 | 道順庵の徒然草
霊安室のでの話しのつづき

身内がトイレから帰ってきました、少し落ち着いたのか

最後だからきれいにしていただきましょう、湯灌をお願いします

「わかりました」と葬儀社さん、その後、細かな打ち合わせをして

身内は帰りました、残るは葬儀社さん2人・・

「お客さん帰ったし、今日はつかれたなぁ」「火葬だけと

いう方が増えてきましたね」「葬儀屋も大変だよ・・・

昔はよかったなぁ」とかいいながら、ローソクの後始末をして

私に向かって手を合わせ、一礼をして、パチンと霊安室の明かりを

消して、コツコツと響く靴の音が遠くなりました、

あ~ぁ・・俺はやっぱり死んだんだぁ・・、死んで解るのは

身内の態度や、葬儀社さんの本音、そして死とはなんなのか・・

生きてうるちには考えられなかった、「死んでも生きてる感覚」

明日また、身内が来て、線香は上げてくれるだろうが、

他の親戚は来るのかなぁ・・・

冷たいからだと止まった心臓・・

少し寒いけどさぁ・・寝るか・・・ここはテレビも無いし・・・

・・・・・

ちっちっち・・・

小鳥のさえずりで目が覚めました、こんなに周りの物音が

耳に届いたのは初めてです

コツコツと昨日の足音の後。ばたん・・とドアが開閉し

パチンと明かりが燈され、早速線香のご馳走がいただけました

「中々気の利いた葬儀社です」思わず、おはようなんて言ってしまいました

もちろん気が付かれません、何せ、冷たく動かないもんですから・・

以下又の機会につづく・・・



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