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一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

葬儀費用の低価格化はもう戻れない?

2014-11-14 14:20:41 | 道順庵の徒然草


お葬式の低価格化と簡素化の流れは誰にも止められないでしょう・・

先ずは

低価格化で「自分のところだけ商売繁盛すれば」と

最初に低価格化に踏み切ったところは

今では、商売繁盛なのでしょうか・・

気になるところでございます。


さて、考えてみますれば、低価格化の流れで問題となるのは

葬儀業は「物品の販売」ではないからです

物は安く仕入れれば安く出来るでしょうし

沢山売れば、何とか薄利多売の恩恵も受けられます

そこにいくと

葬祭業はサービス業ですから

安くすれば当然「サービスの質」が落ちていくのは

当然ですね

(一般の人は、葬儀社さんは仕入れに対して儲けすぎ、などと

商品のモノの単価でしか見ていない節もありますから)


人件費然り、3人で行っていた葬儀業務を2人にするとか

下請けの「お茶屋さん、花屋さん、納棺業者さん等」に

お手伝いの「無理な」お願いをするとか

接客は「料理屋さん任せ」とか

本来の自社のサービスの範疇をナイガシロにしなくては

立ち行かなくなってきているのです・・


肝心のサービスに関わる社員コスト(新人登用やら、社員教育コスト)

夜間の当直やら搬送業務にもコスト削減の何がしかの対応もでてくるでしょう

低価格の競争の憂き目で費用が掛けられない現実になり

お客様への言い訳がましいことに

「だって、低価格でそこまでのサービスなんて・・・」と

出来ない理由付けをくっつけてみたり(笑)

サービスを「控えめに」したりして(笑)は

より低価格化の流れを助長したり

更なる低価格化へのシフトに興じたり・・

そんな「低価格のスパイラル」に落ち込みかねません


「お客様が求めているのが低価格だからしょうがない?・・」

のでしょうか


どうやら

こちらの業者の側にも「多少」原因があるのではないでしょうか


式場を持たない葬儀社さんたちが

「だから低価格でできます」と公営斎場利用を謳っていたのに

すべての葬儀社さんが

右習えしなくては成り立ち行かないと考えてしまったせいでしょうか

単に、低価格でなければ依頼する方が急減したからでしょうか

そんな

理由はともかく

「低価格でそこそこサービスがあって」無事葬儀が終われば

それでよしとする

利用する側と業者さんたちの合意形成が出来てくれば

これ以上の葬儀なんてはいらない?・・と思えてくるのも至極当然でもあります

もはや、葬祭業はサービス業から離れて

棺や壷、祭壇の販売業になりつつあるのではないでしょうか

より良いサービスを求めるより、より安く、より簡素に・・


この低価格や簡素化された直送の美徳的な風潮の時代が定着すれば

立ち行かない業者さんの止むを得ない値上げなどは


「ずいぶん高くなったんじゃないの」と

言われますから、もう・・値上げなんて出来ません・・


値は上がらず音を上げる葬儀社さんたちは

死ぬに死ねない

辛い立場に居るのでございます・・・

少なくても

価値観の変わる時代までは・・


もしこのまま時代が推移するなら

生業としての葬儀社さんは減り続け

「副業」として、細々と営む

臨時葬儀社さんになってしまうかもしれませんね・・



         
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