葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀

一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

お葬儀 ひと昔

2006-09-21 19:16:10 | 作務衣はじめ 昔話
私が葬儀業界に入った頃と比べますと葬儀の形態や、業者の中身、そして皆様の意識等、全てが様変わりした今の状況です。

時折、昔の話で恐縮ですが今との違いなど、話してみます。

先ずは、私が経験した葬儀の数は約6~7000件に上りますが特に経験が少ないのは、土葬の形態です(約15件程)。

その中でも、座棺といって、仏様が座った状態で棺も昔の五右衛門釜のような木の桶なのです、そこに、ひざを曲げて納棺されます。
棺も大工さんが作ります。今では殆ど見かけません(普通は寝棺と申して、故人様が布団に寝た状態です)。

その桶(棺)を六道という働きの方が、棺を担いで墓に行き、穴の中にロープでおろして埋葬致します・・。
この座棺はたった一度しか見たことがありません。


いまでも地方によってはひつぎの事をかんおけとか、がんばこ、と呼んでおります。

そして、墓地まで山道を行くので、野辺の送りとか、葬送の列とかになり、鳴り物
ドラや鐘をならしながら数キロ歩いていきました。

亡くなるのに、予定はありませんので、風雨がすごいときはたいへんでした。

大変な儀式を昔はあったのです。

しかし、現代の葬儀は、何事も便利になりすぎたり、大変さを避けたりすることに私は「ギモン?」を感じています。

年をとったせいかな・・(笑)
コメント
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