空和心律体

「道」を「楽」しむ極意を探して右往左往

愛好者が増えるということは

2010-08-02 20:33:59 | 自転車
事故も増えるということで・・・

財団法人「交通事故総合分析センター」によると・・・

サイクリング中に人身事故にかかわった自転車は昨年、全国で少なくとも5460台
また、社団法人「自転車協会」によると・・・

協会加盟業者が製造、輸入するスポーツ自転車の国内出荷台数は2009年に約8万8千台と、10年前の倍になった。

Yahooニュースより

愛好者増加と事故の発生件数が比例して増えていくのは仕方のないことでしょうが、「古くから真摯に取り組んでいる愛好家の迷惑になっていないだろうか?」とちょっと心苦しく思う僕の感覚は変?

僕も駆け出しのロード乗りの1人です。
決してブームに乗っかったのではないと断言は出来ますが、傍から見ればベテランも新参者も「自転車乗りは皆一緒」。(ロード=競輪なんていう認識の人も少なくないような・・・)
事故やトラブルが増えると、新参者の1人として今まで愛好家の皆さんが大切にしてきた世界を汚しているような気がしてなりません。

同じく「山登り」も中高年の愛好者が増え、一方で登山中の事故も多く報道されています。僕は「どんな意識(覚悟)で登っているんですか?」と聞いてみたいです。


どうしてこんな野暮なことを考えるか・・・

誰しも自分の大切にしている世界を踏み荒らされたら嫌じゃないでしょうか?
僕の場合、もしもオフロード(林道)ツーリングが爆発的なブームになって愛好者の数が10倍になったとしても、全くうれしくないです。なぜなら、事故やトラブルの増加が必至だから・・・(いっそひっそりと衰退したほうがうれしかったりして・・・)

きっと、古くからの自転車や登山の愛好家の中にも「このブーム」を疎ましく思っている方が多くいらっしゃると思います。

もちろん、新参者だからと肩身を狭くする必要もないでしょう。
でも、古くからその世界を築いてきた(守ってきた)人達の心情も考えて楽しむ(取り組む)ことも大切だと思います。

お前なぁ~

「そんなことを言っていたら物事の進歩、発展はないぞ。」

「経済効果を考えろよ。」

「古くからやっているから偉いの?」

・・・という声もあるでしょう。

他人に強要する気は毛頭ありません。
でも、僕はそんな気持ちを忘れないようにしたいと思います。

「自分がされて嫌なことは、他人にはしないこと」

(あぁ~また勢いで堅苦しいことを書いてしまった・・・)