ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

関心事

2010年07月11日 20時43分43秒 | 最近の出来事
昔から、ダイエット食品の広告が面白い。

見るも無残なビフォーの写真と、
笑顔がはちきれんばかりの
アフターの写真が載っていて、
「-13.5kg」などと言う表示が
書かれてあったりする。

ミセス
doironはその広告を見て、
あ~あこの人のビフォーは
私と同じ体重やん、
とため息をついている。

私もこんな風に見えてるんかなあ、
だって。

それにしても、この広告の写真は見ごたえがある。
しかし、よくもまあこんなに
ダイエットできたものだと感心したりするのだが、
ふと思った。

もしこの広告の写真が、
ビフォーとアフターを入れ替えて
使っているのだとしたら・・・。

すなわち、「-13.5kg」ではなく
実際は「+13.5kg」だったりしてね。
それをミセス
doironに言ったら、
「なあるほど」と大きくうなづいていたのであった。

でもそれは公正取引の点からも
不当表示にあたるので、許されない。

でもね、しかしね、
選挙のときにマニフェストで
「やります」といって「やらない」のは
不当表示にはならんのかねえ。
個人の損益を守る公正取引よりも、
個人の権利を投じた一票を守る
公正取引は保障されないのかねえ。
もうまったく何を信じたらいいのか、
わからん時代やなあ。

今夜、選挙の結果が判明する。
大衆の判断は
そういうことを
ちゃんと見極めているのか

明日はダイエットの広告より
そっちに注目してみよう。

初代doironすぺしゃる

2010年07月10日 22時29分03秒 | トライアスロン

初めてトライアスロンバイクを作ったのは、
今から22年前の夏だった。

その前年からはじめたランニングで
腰を痛め、
リハビリを兼ねてのトレーニングのためだった。

その頃はまだスイムはおぼつかなかったけど、
どうせなら
いつかはやりたいと考えていた
トライアスロンにも出場できるバイクを
と考えて作った。

買った、ではなく
作ったというのも、
当時ようやく一般市民のための
ロードレーサーオーダーシステムが
お目見えし始めた頃だったので、
そのシステムで注文したというわけだ。

まずアルミフレームのサイズを計測した。
ダウンチューブ、トップチューブ、シートチューブの
サイズが決まると、
次にデザインだ。
選んだのは、
緑色に銀色の模様が入ったものだった。

それにネームも入れて、
基本フレームは決まった。

後は、大事なパーツの選択だ。
パーツの国産メーカーのシマノには、
当時から主に3種類のパーツ群があった。
値段の高い方から、
デュラエース、
アルテグラ、
105である。

さすがにデュラは高いし、
初心者には分相応ではないだろう
ということではずした。
で、アルテと105を比較したわけだが、
やはりアルテはデザインがよかったので、
これにすることにした。

そうして待つこと3週間。ようやく
出来上がった初代
doironすぺしゃる号に
エアロバーも取り付け、
シューズはSIDI、
メットはOGKにし、
ようやく秋から乗り始めた。

当時、時を同じくして
ランニング仲間5人が
バイクを作って乗り始め、
後に
doironを含め3人が
トライアスロンの世界に入っていった。

その後2回バイクを作り、
現在は3代目のバイクに乗っている。

2代目はたまのところに嫁ぎ、
初代のバイクはパーツを剥ぎ取られ
納戸で眠っていたところ、
ある日縁談が入った。

最初はI原さんからの
「ロードレーサーをもらったけど、
乗れるように改造したい」
という相談であった。

チャリンコやさんに持ち込み、
doironの余ったパーツを活用して
再生しようと試みたのですが、
どうもうまくいかない。

そこで、
「では納戸で眠っている
doiron
フレームを使えば?」と提案し、
そこに使えるパーツを組み込んだり、
ハンドルをフラットバーに変えたりした。

そして、
そこに最近それを使わなくなったという
友人からいただいた
変速機のラピッドファイアーを組み込み、
ホイールをそのまま移植したりして、
何とか乗れる一台が完成したわけである。

ようやくこうして出戻り娘ではあるけれど、
嫁入りの手はずは整った。
少し点検兼ねて試乗してから
近いうちにお届けしようと思っている。



待っときやあ、I原さん。

ただし、
その嫁いだバイクでの新婚旅行には
必ず行ってくださいね~


エコカー体験

2010年07月09日 22時11分45秒 | 生活
先日、車を定期点検に出した。
車は大切な生活必需品であるからして、
トライアスロンバイク同様、
メンテナンスには非常に気を遣っている。

半年に一度はフルメニューで点検。
オイル、エレメント、エアーエレメント、
ワイパーブレードはきっちり交換しているし、
ブレーキなどの足回りも
しっかり見てもらっている。

前回の定期点検時に
リアサスのショックから
わずかに油漏れのあることが判明し、
走行距離から見て保障期間内なので
無償交換してくれることになった。
ところが交換修理に時間がかかるということで、
代車を用意してもらわないといけない。
そしてやってきたのが、
最近よく売れているというこの車。

プリウス



まず驚いたのが、
ガレージに車を駐車してもらう際に
ほとんど音がしない。
まるでエンストした自動車を押しているみたいな雰囲気だ。
そして翌朝、その車を運転して出勤した。

話題の車なので、
ちょっと楽しみにしていた部分もあった。
最近の車は、キーというものがない。
なにか小さい四角い装置を持ってさえいれば、
ドアの開け閉め、
エンジンの始動もボタンひとつだ。

最初は、
「なんか家電製品みたいな感覚やなあ」
と思いながら何も考えずにエンジンをかけ、
出発したところまではよかった。

ところが途中、
缶コーヒーでも買おうかと
コンビニに立ち寄り、
再出発しようとしたらギアが入らないのだ。

ギアといっても、
物理的にガコンと入れるものではもちろんなく、
スイッチを入れるような感じで
レバーをゴニョゴニョするだけになっている。

その操作を何度繰り返しても
「D」レンジになってくれないのだ。

このままじゃいかんと、
代車を手配してくれた
車屋の友人に携帯をかけたがつながらず、
仕方なく、整備士の資格を持っている
我が社の社長専属運転手に電話をしたらつながった。

その彼の指示を仰ぎながら、
いろいろやってみるもギアが入らない。

結局、もう一度スイッチを長押しして
電源OFFにしてやり直したら、
やっとギアが入ってくれた。

そんなに、家電製品の操作などが
苦手でもない
doironでもこの有様だ。
きっと、こんな家電感覚の車の操作は苦手やなあ
と思っている人は多いだろう。

歳をとってくると、
扱いに困る機械も増えてくる。

iPadも興味あるけど
使いこなせるか心配なんですわ。
なんてことを言うこと自体が歳を取った証拠で、
若けりゃそんなことの心配などせず、
とりあえず触ってみようってなるんでしょうね。

これから機械の操作もどんどん変わっていくように思います。

文明の利器もひとつ間違えれば、
文明の悪器になるのじゃないかと
ちょっと心配した、エコカー体験でした。

精密検査

2010年07月08日 23時23分46秒 | 最近の出来事
先日の人間ドック後の精密検査の話を書いておきたい。

何ぶん下の話なので、
食事中の人は食事が終わってから読みましょう。

まず、行ったのはドックと同じ血液検査。
いわゆる腫瘍マーカーというもので、
前立腺の場合はPSAと呼ばれている
癌の存否の指標となる
たんぱく質分解酵素の量を測るものである。

上限値は4.0と一般的に言われているが、
最近は2.5とすべきとの意見もあるらしい。
doironの場合、最初の検査結果は5.2と
上限値を超えていたので、
「10%の確率で・・」
となっていた。
ただし、4~10はグレーゾーンといって、
継続的に血液検査をすることになっているらしいが、
相談に行った泌尿器科の先生が
とても親切で、身体に負担のない範囲で
精密検査(組織検査)が必要かどうか
診てあげようということになった。
このときの検査では、
結果は4.1まで下がっていたが
相変わらずグレーゾーンであることには違いない。

PSAは肥大、炎症でも上がる場合もあるので、
まず肥大がないか診てあげよう
ということになった。
方法は触診である。
ベッドの上で仰向けになり、
膝を抱えるとおもむろに先生の指が
肛門に挿入される。

「あ、あ、そ、そんなとこ。御無体な。ひゃー」。

見事に
doironの操(みさお)は破られた。
挿入された指はくねくねとあちこちを弄び、
ではなく、まさぐりながら、
先生は「気持ちええやろ~」ではなく
「はい、少し気持ち悪いけどがまんしてくださいね~」
といいながら触診を続け、
「うん、肥大はないな」と
ありがたいお言葉をいただいた。

PSAの上昇には、
癌以外にもいくつか原因があって、
前立腺肥大もそのうちのひとつである。

触診ともうひとつ、
おしっこの出具合を測定する機械による検査もあった。

ある特殊な便器にオシッコをすることで、
その排尿速度を図り、
グラフ化するというものである。

勢いよく出る場合は、その排尿速度は即マックスに達し、
ピタリと止まるから、
その山は槍ヶ岳のように鋭くなる。

逆に出が悪い場合は、
グラフは薬師岳のようになだらかになる。

さらに、キレが悪くなり
一度止まったのがまたでるというふた山型、
みつ山型になる場合もある。
doironの場合は、
なだらかといっても年齢的に見て
許容範囲であるらしい。

以上のことから治療を要するような
肥大のないことはわかった。

となると、PSA上昇の原因は癌、
または炎症ということになる。

そこで、一度MRIを撮ってみよう
ということになった。
原理は非常に難しすぎて説明できないが、
要するに身体を輪切りにしたような画像が得られる検査です。
ま、いわゆる非破壊検査の一つ。

「見えないものでもあるんだよ」

の世界ですねぇ。

10日後くらいにそんな
金子みすず的MRI検査の予約を入れてもらい、
市民病院に撮影に行くことになった。

MRIは金属との反応が顕著なので、
特殊な部屋に装置が置かれている。
丸っこいゲートの中に身体を通して、
患部中心に磁気?が当てられる。
狭いところに身体を入れるので、
閉所恐怖症の人には辛いらしい。
何かあれば押してくださいねと、
手に持たされたのは、
夜店で売ってるビニールのカエルに空気を送り込むようなもの。
金属がダメなので、
そうして空気を送り込むと
検査技師の手元でカエルがビャーっと
手足を広げる仕組みになっているのかもしれない。

この検査を受けた人から、
検査中は「ドン、ドン」と音が間断なく鳴ってうるさいし、
動いたらあかんし大変やで
と言われていたので、
どうなるのか少し心配したけど、
どうやら杞憂でした。
検査中、自分のいびきが聞こえるような状態で
うつらうつら。
しまいにゃすっかり寝込んでしまいました。
うるさくないようにと
耳にかぶせられたヘッドホンから
「すみましたよ」と言われてはっと目が覚めた始末。

さすがに、寝ることにかけちゃ、
我ながら超得意なんですねぇ。

その検査から10日後、
結果を聞きに言った。
診察室に呼ばれるまではドッキドキの状態。
呼ばれたときには、
頭の上から「ハイ」って声を出してしまいましたな。
診察室に入ると先生の机の前には、
写真画像がっずらりと並べられている。
それらは、すべて
doironの身体を
へその辺りから脚の付け根くらいまでを
輪切りにした画像だ。

前立腺が写っているのはそのうち4~5枚でした。
この写真は人には見せられませんな。
おなかの上にスライスされたなにやらが
しっかり写っているんでね。
究極のヌード写真ですな。
そんな画像の一部に前立腺がくっきりと写っている。
医者はそれをじーっと見た後、
「これは腫瘍はありませんね」といってくれた。
思わず「ファイナルアンサー?」と聞きたくなりましたなあ。
そんなありがたいお言葉に
感涙に咽びながら
診察室を後にしたdoironであった。

これから、このブログ読者の
男性陣にもこのようなことが
起こるかもしれないから
よく読んで、くれぐれも
下半身を大切にするよう、
ご忠告しておきます。

なにはともあれ、
この夏最大の事件が
こんな形で終焉を迎えたことは
よろこばしいの一語に尽きる。

バイク転倒でまだ満足に身体は
動かせないが、
しっかり遊ぶ条件は
ほぼ整った。
まずは、海に行こうと思う。

山の想ひで

2010年07月07日 22時18分13秒 | 自然
立山から薬師岳を経て、
黒部五郎、三又蓮華を歩き
槍ヶ岳から上高地に下りたのは
大学2年の夏休みでした。

あれが私の二十歳の原点だったかもしれません。

子供のころから親父に連れられて
あちこちの山を歩きました。
記憶にある、もっとも古い山登りは、

六甲山。

植木に使う鹿沼土を調達しに行くとかで、
ロックガーデンから
山頂を目指して歩いたのが
小学校低学年のことです。
子供の脚なのでなかなか進まず、
身体が弱くてぐずる
ミニ
doironをなだめながらの山行だったので
時間がかかったのでしょう。
山頂についたころには
日が暮れ始め、
土でいっぱいになったリュックを担ぎながら、
親父と二人でバスを待っていたのを覚えています。

バスに乗った頃はすっかり日も落ち、
ガスも出始め、
景色が見たいと一番前に座ったのに、
見えるのはバスのライトが照らす
数メートル先の道路のみで、
ちゃんと帰れるんだろうかと
不安になったものでした。

宮沢賢治の世界なら、
そのままバスは宇宙を走っていくのでしょう。
水木しげるなら、
霊界をさ迷っていたでしょう。

小学校低学年の
doironの心も
なんとなくファンタジック
かつミステリアスな
そのシチュエーションの中で
いつしか夢の世界にさ迷いこんで、
家に帰りたいよ~と
泣き始めた頃に駅について
目が覚めたみたいな記憶があります。

それからも、
日帰りで京都や奈良や三重のあちこちの山に
連れて行かれましたが、
貧しかったのと、
親父が忙しかったのとで
信州の山などには
一度も連れて行ってもらえませんでした。

大学1年のとき、
山登りの同好会に入って
白山に連れて行ってもらったのが、
初めて森林限界を超えた山行でした。

以来、夏山のとりこになって
二十歳の夏に一人でテントを担いで
縦走を試みたのが、
冒頭の山旅です。

夏というのに、
雪渓のスノウブリッジを渡ることや、
寒さに震えて朝食を作ったりすることが
楽しくて楽しくて、
このままここで暮らしたいと
思ったほどでした。

立山から薬師岳に向かう途中に
五色ケ原というところがあります。
ここは、花の名所で、
その頃はあまり高山植物に詳しくなかったのが残念です。

今ならきっと、

ニッコウキスゲや



チングルマ、シナノキンバイ、
ハクサンフウロ


(写真はいずれも25年以上前に北アルプスで撮影したものです)

に囲まれてラーメンをすするなんていう
贅沢はきっとブログに書くでしょうね。

森林限界を超えた、
俗に言う「お花畑」の代表的な光景が
そんな五色ケ原。

そこから女性的ななだらかな山容を誇る
薬師岳に上っていくと、
次の見所は稜線東側に見える
氷河時代の名残のカールです。

そこにあるS字の堆石「モレーン」は、
気が遠くなるほど
はるかな時を経てもなお
手付かずの大自然の姿です。

それを稜線で風に吹かれながら眺めていると、
あの初めての親父との山行で
夜とガスの中でバスに揺られたときによく似た
夢の世界にさ迷いこんでしまいそうに
なったもんです。

にぎやかな薬師平でテント泊して、
そこから南は北アルプスの最奥部の山群が連なります。
なかでも、黒部五郎岳は
僕の最も好きな山の一つで、
二十歳の頃に上ったそのときは、
その山では一人の登山者にも会わずじまいでした。

百名山の1座を独り占めしたわけですね。

三又蓮華で後立山の稜線と合流し、
そこからはほんとに賑やかになります。

多感な頃に山を
さ迷い歩いた記憶は
今もまだ鮮明に残ってます。
この後まだまだいろんなことがあった、
二十歳の原点となった夏山行。

そこからの槍ヶ岳登山や
大学三年に新潟から
岐阜まで3週間かけて
稜線伝いに歩いて縦走し
北アルプスを旅したことも
まだ昨日のことのように
覚えています。
たまには、それをひとつひとつ
思い出して
書いてみることにしようかな。

そして、今年は夏山にいける
休みがとれないかなあと
考えている今日この頃。
定年になったらこのコースを
もう一度歩いてみますかね。

ま、とりあえず
今夜は夏山の夢でも見ながら寝るとしよう。

収穫

2010年07月06日 22時54分51秒 | 最近の出来事
先日、ゴーヤと紅イモのことを
書いたら、読んだ人から
「シークワーサー」はどうなん?
とメールをもらった。

調べてみました。
結論から言えば
検疫上の問題はないようです。
単に沖縄じゃ
育ちやすいだけなのかな。
八百屋に並べても
単品での需要もあまりなさそうやから
売ってないんでしょうね。

さて、シークワーサーは
これくらいにして
今日の話題は
ぐんぐん育った我が家のゴーヤのことだ。
本日、第1回目の収穫祭を
執り行った。
う~ん、収穫のときは
なんとなく神妙になりますな。
命をいただくんですからね。



ゴーヤというと丸々太った
姿を思い浮かべますが、
我が家のそれは
のっぽの品種ということで
これでいいんです。

収穫したゴーヤは
炒め物にし、
いただきました。



ジムでコッテリ汗をかいた後
ビールとともに・・・
おっと、これがいけないんですね。
尿酸値に配慮して
麦茶をゴキュゴキュ飲んでから
いただきました。

我が家の庭で育った
ゴーヤを我が家で調理し
食卓に並べる。

これぞ究極の
地産地消でぇ~す

10%の確率

2010年07月05日 22時07分35秒 | 生活
ずっと心にひっかかっているのに目をつぶり、
そ知らぬ顔で毎日ブログを更新してきましたが、
やっとその引っかかりの部分を、
気にせず書くことができるようになりました。

実は、先日の人間ドックでの検査結果から

「10%の確率で前立腺に癌がある」

と医者に宣告されていたのです。

それを聞いたときは
頭が真っ白になりましたね。
え?髪ではありませんよ、頭の中が、です。
それと同時に、
もう一人の冷静な
doironも頭の片隅にいて

「医者ってひとごとみたいに話すんやなあ」

と思ったりもしたもんです。
たしかにひとごとやけど・・・。

その日はショックで、
ドック後友人と新世界で串カツを食べていても
思わず
「ロースと前立腺を一本ずつ」
なんて言ったとかいわないとか。

その日は結局一人でじっと抱え込んでいたのですが、
さすがにミセス
doironには打ち明け、
後日に精密検査を受けることにしたのです。

それからひと月半、
仕事の合間にいろんな検査を重ね、
最後にMRIも撮って、
結果はというと、幸いシロでした。
それがわかったのはほん2、3日前のことです。

検査の日々の間は、
正直いって心中は決して穏やかではありませんでした。

ブログに書くのも、
みんなに心配かけるし、
同情をかってるみたいで
いやだったので書かなかったんです。

お尻に指を突っ込まれて、
前立腺をまさぐられたときには
「初めてお尻を弄ばれ
奪われてしまった」と書きたかったし、
初体験のMRIで
いびきをかいて寝てしまったことも
書きたかったんですよ。
でも、本当にそれで結果が
クロと出たらバカみたいじゃないですか。

あいつは最後の最後まで
バカだったなあと言われるじゃあ、
あ~りませんか。
(それでもいいけど・・・)

でも、宣告から日が経つに連れ、
そんなバカなことを書きたくなるほど、
気持ちは持ち直してきていたのです。

我ながら、
よくよく楽天的にできているんだなと
そんな時に改めて気がつきましたわい。

振り返ってみると、
まず、宣告のきっかけとなった最初の検査は、
バイクで転倒し、
その腰痛のために胃のレントゲンを受けられず、
それを振り替えてもらって受けた
オプション検査でした。
もしそれが幸いし、
そこで早期発見に至ったんだとしたら、
バイク転倒は神様がくれた
プレゼントだったと思えばいいじゃないか。

それに、同じ前立腺がんを患って、
アースマラソンを中断していた寛平が
再び走り始めたというニュースにも
力をもらっているじゃないか。

そんな風に
いい方にいい方に
物事を捕らえていける
自分の性格に
我ながら助けられた日々でした。

結果的にはシロでしたが、
人生を振り返ったり、
先のことを考えさせられる
きっかけももらったことも、
ある意味神様が与えてくれた
期間のようなもので、
これもよかったかもしれません。

考えたら10%の確率で癌、
といっても考えようによっちゃ
9割は違うってことだったんですね。

でもさすがに、
バイク転倒で身体的に腰を痛め、
医者の宣告で精神的にも辛い状態で
皆生を目指して
ハードトレーニングにハゲむ
などという無神経なことはできませんでしたが、
ちょっとした休養と
そしてじっくり自分について
考える時間をもらったんだと
思うことにしました。

だから、結果が出たその日は、
とても清々しい気分でした。

これでひとつ気持ちをリセットできる。
明日からまたがんばれる。
そう思いながら
ほっと下半身をなでおろした
doironなのでした。

小さな大自然

2010年07月04日 22時03分26秒 | 自然
我が家の緑のカーテンも
かなり立派になってきました。



ゴーヤってすごい成長速度だ。
つるの伸び具合もそうやけど、
実の成長も驚くほど早い。
先週くらいには、
指先ほどもなかった実が
今はこんなに成長している。



収穫も近いかもしれないが、
その時期の見極めが難しいな。
これは、よく見る
丸々としたゴーヤの品種ではなく
のっぽタイプのゴーヤなので
これくらいでも立派な
成長した姿なんです。
あとは指で押さえて
中が柔らかくなってきたかなあ
という段階で収穫するらしいんです。
収穫したら、もちろん
ゴーヤチャンプルーにして
食さねばと思っている。
そのときはまた報告するとしよう。
もし収穫の時期を逃して
種を収穫できるまで
おいて置いたら
ゴーヤって血の色のように真っ赤になるらしい。
1本は来年用に種を取ろうと思っているので
また、赤くなったらこれも報告しましょう。

それにしても昔は、
畑や菜園でもゴーヤってあまりみなかったなあ
と、思って調べてみたら
それもそのはず、
つい10数年位前までは
沖縄から持ち出すことが
できなかったんだと。
原因は「ウリミバエ」という小さな害虫。
もともと沖縄にもこの虫はいなかったんやけど、
南の国から島伝いに渡ってきたらしい。

このウリにつく害虫がいない場所に、
卵のついたゴーヤを出荷したら
その場所で大繁殖するので、
島外に出せなかったらしいのだ。

ところが、このウリミバエが
画期的な方法で沖縄から絶滅したので、
ようやく出荷できるようになり、
本土でもよく見かけるようになったんだそうです。

その画期的な方法というのが、
放射線を当てて受精能力のなくなった
オスのウリミバエを大量に放出し、
メスに正常な卵を生めないようにすることで、
繁殖をストップさせて絶滅させたんだとか。
バイオテクノロジーですなあ。

これによく似ているのが、
沖縄産の紅芋。
昔、宮古島のトライアスロンに
行ったときに八百屋に行って頼んだけど
紅イモは売ってもらえなかったもんなあ。
こちらはアリモドキゾウムシや
イモゾウムシといったゾウムシの
病害虫のせいらしいのですが、

これも沖縄読谷村のある会社が、
蒸熱処理を施すことによって
初めて生のまま
出荷することが出来るようになったそうです。
2001年のことでした。
ゴーヤと同様に本土でも
普通に八百屋の店先に並ぶ日も
近いでしょう。

話を元に戻して。

毎日育っていくゴーヤを見ていると、
気がつくのが、
葉やつるや花の上を
蟻が結構歩き回っているということです。
これが受粉の役割を果たしているんやろな、
きっと。
おかげで、というかそのせいで
今年は家の中で見る蟻の姿がとても多い。
ゴーヤを張り巡らせている
座敷の窓のどこかの隙間から、
家の中にもどんどん入ってきていて、
スーちゃんの食べ残したお菓子に
群がったりしているんだ。

これは経路を絶たねばと、
サラダオイルを垂らしてみたりと
色々やってみたがあまり効果がない。

業を煮やして、
ホームセンターに行き
アリ対策のグッズを物色してみた。
定番はやはり

「アリの巣コロリ」

アリが出入りできる容器の中に、
顆粒状の薬剤が入っていて、
それを巣に持ち帰ると
巣全体が駆除できるというものだ。

それを買おうとして、
ふと目に留まったのが、

「スーパーアリの巣コロリ」

そういえば、少し前にニュースでも見たことがあるけど、
最近日本のアリより一回り小さいが、
獰猛な海外のアリ

「アルゼンチンアリ」

が増えつつあるらしい。
このアリに対応するために、
顆粒と共にゼリー状の薬剤も入っているのが
スーパーアリの巣コロリだ。


写真を撮るときに手を滑らせて
顆粒が隅っこに貯まってしまっただす。
我が家ではまだ
そのアルゼンチンアリは見たことはないが、
どうせならとそれを購入し、
玄関と座敷に1個ずつ置いてみた。

すると、どうだ。
2~3日は姿を見せていたアリも、
今日はぱったりと見えなくなっていた。

アリとハエとゾウムシ、
人間と小さな大自然との闘いは
どうやら人間に分があるようだと
ミセス
doironと話していたら、

「ゴキブリはなぜ絶滅しないんだ」

と憤っておったわい。

ビミョーな出来事

2010年07月03日 22時12分58秒 | 最近の出来事
前々から、近所の犬の
夜中から早朝の鳴き声には
ほとほと手を焼いていた。

一度鳴き始めると、
2~3時間くらいはワンワン鳴きっぱなしなのだ。
ミセス
doironはそれが始まると
耳栓をして寝ているようだが、
一度起きるとなかなか寝付かれない
とぼやいている。

鳴き続ける犬には罪はなく、
不満が募るのは、
それに対処せず、
近所に迷惑を撒き散らしながら
建て付けのいい鉄筋の家で
のうのうと眠っている飼い主に対してだ。

なんていうのも、
もしかしたらこちとらの
身勝手な言い分なのか?
という気持ちもあったので、
相手に対してご近所ということもあるし

「夕べもよう鳴いてたなあ」

と声をかけるぐらいで、
それほどやいやいとは
言ってなかったのですが、
先日お隣さん達からこんな相談があった。

「あの~お宅の家は○○さんちの
犬の鳴き声はうるさくないですか?
私らは完全寝不足ですねん」
だと。

そうか、そうやったんや。
あながち
doironの身勝手
というわけではなかったんやと、
これで少し安心した次第である。

で、結局周りの家全部から
苦情を申し立てられた当該飼い主は、
さすがに夜中に犬が鳴くと、
しばらくの間は出てきて
おやつのえさをあげたり、
散歩に連れて行ったりしながら、
犬の相手をして
鳴かないようにさせていたようだが、
どうにも思うようにいかないみたいだった。
それにそんなことは
そんなに続かないだろう。
一進一退の状態がしばらく続き、
近所の連中はその成り行きを見守っていたのだが、
ここ1週間くらいは
昼間は鳴いているものの、
見事に夜中の鳴声が治まっているのだ。

先日、道で飼い主に会ったときに
そのことを言ってみたら、

「そうやろ~」

と勝ち誇ったような答えが返ってきたのです。

聞けばその手法たるや驚くべきもので、
なんと、夜中に鳴かずによく眠るように、
人間に処方されている
睡眠導入剤をえさに混ぜて摂取させているとのことだ。

え~それって虐待?

と思うと同時に、
そんな薬は犬にも効くんやと驚いたぜ。

そもそも睡眠導入剤といえば、
精神安定剤的な成分でできているんやなかったっけ?
なのに、犬にも効くってどうよ。
犬に精神てあるんかいね。
それにしても睡眠導入剤などという代物は
睡眠の達人
doironには
まったく無縁の薬なので、
そういう発想は浮かばなかったなあ。

ま、鳴かなくなったことで、
静かな村の平和は守られてはいるが、
それじゃ番犬の役目を果たさないし、
何のために飼ってるんだか、
そこんとこは
ビミョーな状態になっているのじゃわい。

コンビニ開店

2010年07月02日 21時56分19秒 | 生活
早朝に起こされた。
時計をみたらまだ5時半ではないか。
今朝から走るといった覚えもないし、
さてはスーちゃんになにかあったか?
と思いながら起きていくと、
ミセス
doiron
せっせとごみ出しをしている。
トレビアンにもごみを
出しに行ってあげないといけないので、
早起きしたのだろう。

で、起こした用件はというと
「牛乳がないから買ってきて」だと。

そうか、わかった。

と眠い目をこすりながら
車のキーを取ろうとすると
「近所にコンビニできたやん」だと。
そうか、昨日7月1日に、
我が村に待望のコンビニがオープンしたのだった。

村の連中でオープン記念の
酒盛りをしに行こうといってたのだが、
気配を察してか
平日にオープンされてしまった。
しかも「友引」でも「大安」でもなく、
万事に用いられない悪日といわれる

「赤口」

ま、
doironはその辺のこだわりは
あまりないのだが、
こういった新規オープンなんかには
てっきり気にするもんだと思っていた。

もはや、今のコンビニを巡る経済界では、
そのような情実にとらわれた事業展開は通用しないんだろな。
採算重視、流通事情、
そのあたりが最優先なんでしょう。

ま、とにかく御近所にオープンしたことは
よろこばしいことだ。

つっかけをひっかけて、
プラプラと歩いていった。

歩いて2分。
村はずれのコンビニに行くまでに、
早朝ウォーキングをしているおば様連中とすれ違う。
村の人ではないようだが、
自治会や祭りや昔やったPTAなどで
こちとらは顔が売れているから、
失礼があってはいけないと
愛想よく返事を交わさないといけないんだよね。

「おはようさん!」

昔、スーちゃんが掃除や花活け、
賽銭の回収などをしていた
村はずれの地蔵で一礼し、
コンビニに入ると、
案の定コンビニ好きの幼馴染が
早朝から立ち読みしておったぞ。

「お客さん、袋とじは開けないでくださいよ」
と声をかけると、
一瞬驚いた後、ニカッと笑いつつ
「そうやねん、最近袋とじが増えて困るわ~」
とぼやいておった。

村人たちの新たな交流の場となるこのコンビニ。
店舗名は「ローソン」でした。



しかも酒・たばこ・ATMもある

フルローソン

欲をいえば、野菜なども取り扱う

「ローソンプラス」

だったらよかったのだが、
ま、そんなに贅沢は言えまい。
これからは牛乳にとどまらず
「パン買ってきて」といわれて
起こされることもあるだろうな。

夜には、チューハイのおつまみ買いに行こか
とでかけることにもなるかもしれない。

ビッグイベントの翌朝には
スポーツ新聞も買いにいける。

これで我が村の暮らしも、
一段と住みよくなるだろう。

まさか、地価も上がって
固定資産税も上がるなんてことは、
くれぐれもないように祈るぜ。