先日の人間ドック後の精密検査の話を書いておきたい。
何ぶん下の話なので、
食事中の人は食事が終わってから読みましょう。
まず、行ったのはドックと同じ血液検査。
いわゆる腫瘍マーカーというもので、
前立腺の場合はPSAと呼ばれている
癌の存否の指標となる
たんぱく質分解酵素の量を測るものである。
上限値は4.0と一般的に言われているが、
最近は2.5とすべきとの意見もあるらしい。
doironの場合、最初の検査結果は5.2と
上限値を超えていたので、
「10%の確率で・・」
となっていた。
ただし、4~10はグレーゾーンといって、
継続的に血液検査をすることになっているらしいが、
相談に行った泌尿器科の先生が
とても親切で、身体に負担のない範囲で
精密検査(組織検査)が必要かどうか
診てあげようということになった。
このときの検査では、
結果は4.1まで下がっていたが
相変わらずグレーゾーンであることには違いない。
PSAは肥大、炎症でも上がる場合もあるので、
まず肥大がないか診てあげよう
ということになった。
方法は触診である。
ベッドの上で仰向けになり、
膝を抱えるとおもむろに先生の指が
肛門に挿入される。
「あ、あ、そ、そんなとこ。御無体な。ひゃー」。
見事にdoironの操(みさお)は破られた。
挿入された指はくねくねとあちこちを弄び、
ではなく、まさぐりながら、
先生は「気持ちええやろ~」ではなく
「はい、少し気持ち悪いけどがまんしてくださいね~」
といいながら触診を続け、
「うん、肥大はないな」と
ありがたいお言葉をいただいた。
PSAの上昇には、
癌以外にもいくつか原因があって、
前立腺肥大もそのうちのひとつである。
触診ともうひとつ、
おしっこの出具合を測定する機械による検査もあった。
ある特殊な便器にオシッコをすることで、
その排尿速度を図り、
グラフ化するというものである。
勢いよく出る場合は、その排尿速度は即マックスに達し、
ピタリと止まるから、
その山は槍ヶ岳のように鋭くなる。
逆に出が悪い場合は、
グラフは薬師岳のようになだらかになる。
さらに、キレが悪くなり
一度止まったのがまたでるというふた山型、
みつ山型になる場合もある。
doironの場合は、
なだらかといっても年齢的に見て
許容範囲であるらしい。
以上のことから治療を要するような
肥大のないことはわかった。
となると、PSA上昇の原因は癌、
または炎症ということになる。
そこで、一度MRIを撮ってみよう
ということになった。
原理は非常に難しすぎて説明できないが、
要するに身体を輪切りにしたような画像が得られる検査です。
ま、いわゆる非破壊検査の一つ。
「見えないものでもあるんだよ」
の世界ですねぇ。
10日後くらいにそんな
金子みすず的MRI検査の予約を入れてもらい、
市民病院に撮影に行くことになった。
MRIは金属との反応が顕著なので、
特殊な部屋に装置が置かれている。
丸っこいゲートの中に身体を通して、
患部中心に磁気?が当てられる。
狭いところに身体を入れるので、
閉所恐怖症の人には辛いらしい。
何かあれば押してくださいねと、
手に持たされたのは、
夜店で売ってるビニールのカエルに空気を送り込むようなもの。
金属がダメなので、
そうして空気を送り込むと
検査技師の手元でカエルがビャーっと
手足を広げる仕組みになっているのかもしれない。
この検査を受けた人から、
検査中は「ドン、ドン」と音が間断なく鳴ってうるさいし、
動いたらあかんし大変やで
と言われていたので、
どうなるのか少し心配したけど、
どうやら杞憂でした。
検査中、自分のいびきが聞こえるような状態で
うつらうつら。
しまいにゃすっかり寝込んでしまいました。
うるさくないようにと
耳にかぶせられたヘッドホンから
「すみましたよ」と言われてはっと目が覚めた始末。
さすがに、寝ることにかけちゃ、
我ながら超得意なんですねぇ。
その検査から10日後、
結果を聞きに言った。
診察室に呼ばれるまではドッキドキの状態。
呼ばれたときには、
頭の上から「ハイ」って声を出してしまいましたな。
診察室に入ると先生の机の前には、
写真画像がっずらりと並べられている。
それらは、すべてdoironの身体を
へその辺りから脚の付け根くらいまでを
輪切りにした画像だ。
前立腺が写っているのはそのうち4~5枚でした。
この写真は人には見せられませんな。
おなかの上にスライスされたなにやらが
しっかり写っているんでね。
究極のヌード写真ですな。
そんな画像の一部に前立腺がくっきりと写っている。
医者はそれをじーっと見た後、
「これは腫瘍はありませんね」といってくれた。
思わず「ファイナルアンサー?」と聞きたくなりましたなあ。
そんなありがたいお言葉に
感涙に咽びながら
診察室を後にしたdoironであった。
これから、このブログ読者の
男性陣にもこのようなことが
起こるかもしれないから
よく読んで、くれぐれも
下半身を大切にするよう、
ご忠告しておきます。
なにはともあれ、
この夏最大の事件が
こんな形で終焉を迎えたことは
よろこばしいの一語に尽きる。
バイク転倒でまだ満足に身体は
動かせないが、
しっかり遊ぶ条件は
ほぼ整った。
まずは、海に行こうと思う。
何ぶん下の話なので、
食事中の人は食事が終わってから読みましょう。
まず、行ったのはドックと同じ血液検査。
いわゆる腫瘍マーカーというもので、
前立腺の場合はPSAと呼ばれている
癌の存否の指標となる
たんぱく質分解酵素の量を測るものである。
上限値は4.0と一般的に言われているが、
最近は2.5とすべきとの意見もあるらしい。
doironの場合、最初の検査結果は5.2と
上限値を超えていたので、
「10%の確率で・・」
となっていた。
ただし、4~10はグレーゾーンといって、
継続的に血液検査をすることになっているらしいが、
相談に行った泌尿器科の先生が
とても親切で、身体に負担のない範囲で
精密検査(組織検査)が必要かどうか
診てあげようということになった。
このときの検査では、
結果は4.1まで下がっていたが
相変わらずグレーゾーンであることには違いない。
PSAは肥大、炎症でも上がる場合もあるので、
まず肥大がないか診てあげよう
ということになった。
方法は触診である。
ベッドの上で仰向けになり、
膝を抱えるとおもむろに先生の指が
肛門に挿入される。
「あ、あ、そ、そんなとこ。御無体な。ひゃー」。
見事にdoironの操(みさお)は破られた。
挿入された指はくねくねとあちこちを弄び、
ではなく、まさぐりながら、
先生は「気持ちええやろ~」ではなく
「はい、少し気持ち悪いけどがまんしてくださいね~」
といいながら触診を続け、
「うん、肥大はないな」と
ありがたいお言葉をいただいた。
PSAの上昇には、
癌以外にもいくつか原因があって、
前立腺肥大もそのうちのひとつである。
触診ともうひとつ、
おしっこの出具合を測定する機械による検査もあった。
ある特殊な便器にオシッコをすることで、
その排尿速度を図り、
グラフ化するというものである。
勢いよく出る場合は、その排尿速度は即マックスに達し、
ピタリと止まるから、
その山は槍ヶ岳のように鋭くなる。
逆に出が悪い場合は、
グラフは薬師岳のようになだらかになる。
さらに、キレが悪くなり
一度止まったのがまたでるというふた山型、
みつ山型になる場合もある。
doironの場合は、
なだらかといっても年齢的に見て
許容範囲であるらしい。
以上のことから治療を要するような
肥大のないことはわかった。
となると、PSA上昇の原因は癌、
または炎症ということになる。
そこで、一度MRIを撮ってみよう
ということになった。
原理は非常に難しすぎて説明できないが、
要するに身体を輪切りにしたような画像が得られる検査です。
ま、いわゆる非破壊検査の一つ。
「見えないものでもあるんだよ」
の世界ですねぇ。
10日後くらいにそんな
金子みすず的MRI検査の予約を入れてもらい、
市民病院に撮影に行くことになった。
MRIは金属との反応が顕著なので、
特殊な部屋に装置が置かれている。
丸っこいゲートの中に身体を通して、
患部中心に磁気?が当てられる。
狭いところに身体を入れるので、
閉所恐怖症の人には辛いらしい。
何かあれば押してくださいねと、
手に持たされたのは、
夜店で売ってるビニールのカエルに空気を送り込むようなもの。
金属がダメなので、
そうして空気を送り込むと
検査技師の手元でカエルがビャーっと
手足を広げる仕組みになっているのかもしれない。
この検査を受けた人から、
検査中は「ドン、ドン」と音が間断なく鳴ってうるさいし、
動いたらあかんし大変やで
と言われていたので、
どうなるのか少し心配したけど、
どうやら杞憂でした。
検査中、自分のいびきが聞こえるような状態で
うつらうつら。
しまいにゃすっかり寝込んでしまいました。
うるさくないようにと
耳にかぶせられたヘッドホンから
「すみましたよ」と言われてはっと目が覚めた始末。
さすがに、寝ることにかけちゃ、
我ながら超得意なんですねぇ。
その検査から10日後、
結果を聞きに言った。
診察室に呼ばれるまではドッキドキの状態。
呼ばれたときには、
頭の上から「ハイ」って声を出してしまいましたな。
診察室に入ると先生の机の前には、
写真画像がっずらりと並べられている。
それらは、すべてdoironの身体を
へその辺りから脚の付け根くらいまでを
輪切りにした画像だ。
前立腺が写っているのはそのうち4~5枚でした。
この写真は人には見せられませんな。
おなかの上にスライスされたなにやらが
しっかり写っているんでね。
究極のヌード写真ですな。
そんな画像の一部に前立腺がくっきりと写っている。
医者はそれをじーっと見た後、
「これは腫瘍はありませんね」といってくれた。
思わず「ファイナルアンサー?」と聞きたくなりましたなあ。
そんなありがたいお言葉に
感涙に咽びながら
診察室を後にしたdoironであった。
これから、このブログ読者の
男性陣にもこのようなことが
起こるかもしれないから
よく読んで、くれぐれも
下半身を大切にするよう、
ご忠告しておきます。
なにはともあれ、
この夏最大の事件が
こんな形で終焉を迎えたことは
よろこばしいの一語に尽きる。
バイク転倒でまだ満足に身体は
動かせないが、
しっかり遊ぶ条件は
ほぼ整った。
まずは、海に行こうと思う。