ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

初代doironすぺしゃる

2010年07月10日 22時29分03秒 | トライアスロン

初めてトライアスロンバイクを作ったのは、
今から22年前の夏だった。

その前年からはじめたランニングで
腰を痛め、
リハビリを兼ねてのトレーニングのためだった。

その頃はまだスイムはおぼつかなかったけど、
どうせなら
いつかはやりたいと考えていた
トライアスロンにも出場できるバイクを
と考えて作った。

買った、ではなく
作ったというのも、
当時ようやく一般市民のための
ロードレーサーオーダーシステムが
お目見えし始めた頃だったので、
そのシステムで注文したというわけだ。

まずアルミフレームのサイズを計測した。
ダウンチューブ、トップチューブ、シートチューブの
サイズが決まると、
次にデザインだ。
選んだのは、
緑色に銀色の模様が入ったものだった。

それにネームも入れて、
基本フレームは決まった。

後は、大事なパーツの選択だ。
パーツの国産メーカーのシマノには、
当時から主に3種類のパーツ群があった。
値段の高い方から、
デュラエース、
アルテグラ、
105である。

さすがにデュラは高いし、
初心者には分相応ではないだろう
ということではずした。
で、アルテと105を比較したわけだが、
やはりアルテはデザインがよかったので、
これにすることにした。

そうして待つこと3週間。ようやく
出来上がった初代
doironすぺしゃる号に
エアロバーも取り付け、
シューズはSIDI、
メットはOGKにし、
ようやく秋から乗り始めた。

当時、時を同じくして
ランニング仲間5人が
バイクを作って乗り始め、
後に
doironを含め3人が
トライアスロンの世界に入っていった。

その後2回バイクを作り、
現在は3代目のバイクに乗っている。

2代目はたまのところに嫁ぎ、
初代のバイクはパーツを剥ぎ取られ
納戸で眠っていたところ、
ある日縁談が入った。

最初はI原さんからの
「ロードレーサーをもらったけど、
乗れるように改造したい」
という相談であった。

チャリンコやさんに持ち込み、
doironの余ったパーツを活用して
再生しようと試みたのですが、
どうもうまくいかない。

そこで、
「では納戸で眠っている
doiron
フレームを使えば?」と提案し、
そこに使えるパーツを組み込んだり、
ハンドルをフラットバーに変えたりした。

そして、
そこに最近それを使わなくなったという
友人からいただいた
変速機のラピッドファイアーを組み込み、
ホイールをそのまま移植したりして、
何とか乗れる一台が完成したわけである。

ようやくこうして出戻り娘ではあるけれど、
嫁入りの手はずは整った。
少し点検兼ねて試乗してから
近いうちにお届けしようと思っている。



待っときやあ、I原さん。

ただし、
その嫁いだバイクでの新婚旅行には
必ず行ってくださいね~