ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

小さな大自然

2010年07月04日 22時03分26秒 | 自然
我が家の緑のカーテンも
かなり立派になってきました。



ゴーヤってすごい成長速度だ。
つるの伸び具合もそうやけど、
実の成長も驚くほど早い。
先週くらいには、
指先ほどもなかった実が
今はこんなに成長している。



収穫も近いかもしれないが、
その時期の見極めが難しいな。
これは、よく見る
丸々としたゴーヤの品種ではなく
のっぽタイプのゴーヤなので
これくらいでも立派な
成長した姿なんです。
あとは指で押さえて
中が柔らかくなってきたかなあ
という段階で収穫するらしいんです。
収穫したら、もちろん
ゴーヤチャンプルーにして
食さねばと思っている。
そのときはまた報告するとしよう。
もし収穫の時期を逃して
種を収穫できるまで
おいて置いたら
ゴーヤって血の色のように真っ赤になるらしい。
1本は来年用に種を取ろうと思っているので
また、赤くなったらこれも報告しましょう。

それにしても昔は、
畑や菜園でもゴーヤってあまりみなかったなあ
と、思って調べてみたら
それもそのはず、
つい10数年位前までは
沖縄から持ち出すことが
できなかったんだと。
原因は「ウリミバエ」という小さな害虫。
もともと沖縄にもこの虫はいなかったんやけど、
南の国から島伝いに渡ってきたらしい。

このウリにつく害虫がいない場所に、
卵のついたゴーヤを出荷したら
その場所で大繁殖するので、
島外に出せなかったらしいのだ。

ところが、このウリミバエが
画期的な方法で沖縄から絶滅したので、
ようやく出荷できるようになり、
本土でもよく見かけるようになったんだそうです。

その画期的な方法というのが、
放射線を当てて受精能力のなくなった
オスのウリミバエを大量に放出し、
メスに正常な卵を生めないようにすることで、
繁殖をストップさせて絶滅させたんだとか。
バイオテクノロジーですなあ。

これによく似ているのが、
沖縄産の紅芋。
昔、宮古島のトライアスロンに
行ったときに八百屋に行って頼んだけど
紅イモは売ってもらえなかったもんなあ。
こちらはアリモドキゾウムシや
イモゾウムシといったゾウムシの
病害虫のせいらしいのですが、

これも沖縄読谷村のある会社が、
蒸熱処理を施すことによって
初めて生のまま
出荷することが出来るようになったそうです。
2001年のことでした。
ゴーヤと同様に本土でも
普通に八百屋の店先に並ぶ日も
近いでしょう。

話を元に戻して。

毎日育っていくゴーヤを見ていると、
気がつくのが、
葉やつるや花の上を
蟻が結構歩き回っているということです。
これが受粉の役割を果たしているんやろな、
きっと。
おかげで、というかそのせいで
今年は家の中で見る蟻の姿がとても多い。
ゴーヤを張り巡らせている
座敷の窓のどこかの隙間から、
家の中にもどんどん入ってきていて、
スーちゃんの食べ残したお菓子に
群がったりしているんだ。

これは経路を絶たねばと、
サラダオイルを垂らしてみたりと
色々やってみたがあまり効果がない。

業を煮やして、
ホームセンターに行き
アリ対策のグッズを物色してみた。
定番はやはり

「アリの巣コロリ」

アリが出入りできる容器の中に、
顆粒状の薬剤が入っていて、
それを巣に持ち帰ると
巣全体が駆除できるというものだ。

それを買おうとして、
ふと目に留まったのが、

「スーパーアリの巣コロリ」

そういえば、少し前にニュースでも見たことがあるけど、
最近日本のアリより一回り小さいが、
獰猛な海外のアリ

「アルゼンチンアリ」

が増えつつあるらしい。
このアリに対応するために、
顆粒と共にゼリー状の薬剤も入っているのが
スーパーアリの巣コロリだ。


写真を撮るときに手を滑らせて
顆粒が隅っこに貯まってしまっただす。
我が家ではまだ
そのアルゼンチンアリは見たことはないが、
どうせならとそれを購入し、
玄関と座敷に1個ずつ置いてみた。

すると、どうだ。
2~3日は姿を見せていたアリも、
今日はぱったりと見えなくなっていた。

アリとハエとゾウムシ、
人間と小さな大自然との闘いは
どうやら人間に分があるようだと
ミセス
doironと話していたら、

「ゴキブリはなぜ絶滅しないんだ」

と憤っておったわい。