ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

半夏生の頃に

2010年07月15日 23時15分34秒 | 最近の出来事

タイトルはなんて読むと思います?

「はんなつせい」?
いやそれはマンマです。
では、
「はげうまれ」?
う~ん、おしい。

実は
「はんげしょう」
とか
「はげっしょう」
と読みます。

これは季節を表す
いわゆる節目、雑節のひとつの呼び名です。
れっきとした暦の用語で
夏至のあと
天球上の黄径100度を
太陽が通過する日のことです。

こんな雑節の呼び名は
農耕国日本では
農作業に関連していることが
よくあります。
この「半夏生」もそんなひとつで
doironの職場のある河内地方では
田植えを終えた今の時期
をさしてこう言われているみたいです。

なので、季節の行事や生活とも
密接に関係しているわけですね。

先日、よくしてくれる地元の人が
会社を訪ねてきて、受付に
呼び出された。行くと

「doironさん、これ食べなはれ」
と手土産を持ってきてくれた。
これ。



「半夏生だんご」という。
お餅にきな粉をまぶして
食べるものだ。
細かくちぎって
お皿に盛った一つ一つの姿から
地元では
「あかねこ」と言われてますが
そんな呼び名も死語になりつつあると
嘆くお年よりも多いとか・・・。



田植えを終わった百姓は
5日間は農作業をせずに
こんな餅を食べながら
休息したそうだ。
それは、邪気払いの意味もあったり
するんだろね。

またこの「半夏生」の頃は
天から毒気が降ってくるといわれ
昔は井戸に蓋をしたりも
したそうだ。
湿気むんむんの季節に
水あたりや
食中毒にならないようにという
昔の人の知恵かもしれない。

その季節に合ったものを食べ
季節に合ったことをする
あるいは、しない。
まいにちあくせくしていると
そんななんでもないことにも
ほっこりするのは
doironも少々お疲れか?

連休は今年の皆生を
満喫して充電しよう。