先日我が社にドイツのスポーツ少年団が
やってきて、社長を表敬訪問した。
ドイツから日本にやってくるだけあって
空手など日本のスポーツをやっている
少年少女もいたが、
中にはトライアスロンをやっている
女性もいた。
同時通訳も一緒にやってきて
いろいろと抱負などを述べたのを
日本語に翻訳していただいた。
みな、スポーツに打ち込んではいるものの
日本の文化も学びたいということで
お土産に日本画が描かれた卓布を
差し上げた。
テーブルにさりげなく置いたり
花瓶の下に敷いてくださいといった説明を
ドイツ語で出来なかったので
何も言わずに渡したが
まさか「日本のタオルは汗の払拭が悪いなあ」
などとは思ってないか
と少し心配している。
通訳は日本人で
ドイツ語がペラペラとまでは
いかないが、
社長のこれは微妙な
表現やなという言葉も
何とか訳してくれていたようだ。
同席したdoironもドイツ語は
大学で学んだが
もうまったく覚えていない。
「グーテンモルゲン」と挨拶するのが
精一杯でした。
英語で、「アイアム ア トライアスリート」と
言ってやろうと思ったが
社長を前にして差し出がましいので
おとなしくしておいた。
今思えばやっぱり言ってやればよかったと
少し後悔している。
ドイツ語といえば
山に関係する言葉は
ドイツ語が多い。
コッヘル
シュラフ
ピッケル
ケルン
モルゲンロート
と並べれば
枚挙に暇がない。
日本の登山の黎明期に
ドイツの文化が大きな影響を
与えたのだろう。
「コルでザックをおろしたら
アーベントロートがきれいだったよ」
なんていっぱしの山や気取りで
友達と話し合ったりしたもんだ。
もっと話が進むと
「メッチェンのいない山なんて
ラッセルばかりの山みたいに
つまらんさ」なんて言い出したりする。
「メッチェン」とは
可愛い女性のことを指すのだ。
本来のドイツ語がそんな意味なのかどうか
しらないが
doiron周辺の山仲間では
そんな意味で使っていた。
しかし、それらも所詮日本語の中に
ドイツ外来語を並べただけで
ドイツ語とは到底言えまい。
そんなことを書いてたら
少しずつ思い出してきたぞ
確か、ドイツ語では名詞を
男性と女性と中性に分けてたはずだ。
学び始めてすぐに
机が男で椅子が女(逆かも?)
なんて説明されて
これはお手上げだと
匙を投げたんだったなあ。
結局、ドイツ語といえば
志村けんと
結婚相談所と
ビールの名前を並べたような
アイン、ツバイ、ドライ(1、2、3)と
イッヒ リーベ ディッヒ
くらいしか覚えてないってことを
思い知らされた
ドイツスポーツ団訪問でした。