先日、寄り合いが一日に三つ続いた。
ああ、なんかみんな関連しているので
立て続けに出席となる。
まずは、町内の檀家の集まりだ。
高石にある浄土宗のお寺が
doironの菩提寺なのだが、
このお寺を菩提寺としている人が
町内に40件ある。
この人たちから、寺費とか供養で
集金をする世話人が
毎年町内で決められて
いくことになっている。
doironも6年くらい前に
その世話人をしたことがある。
その時は、幸い仕事も退職していて
半分くらいは自分で回れたが、
たいがいの家庭は奥さんが
その役を実施しているのだ。
その新しい世話人を決めよう
ということになって、
みんな集まったのだが、
これがもう一気に低年齢化し
今もまだ現役で働いている家に
それが回ることになったのだ。
まあ年齢的に順番が決まっているからね。
ところがなんと今度の世話人
というのが、今は独身の二人なのだ。
そうなると回るのも忙しくなるし、
だいいち若い人は村の重鎮たちの
住んでいるところが
はっきりわからないとなっている。
みんな集まって彼らに
世話人を振るのだが、
まあなんとか助っ人をするから
ということで引き受けて
いただくことになったのだ。
でももうそんな世話人のやりくりも
今回が最後で、それ以降となると
町内から離れて住んでいる
というものも多い。
じゃ、親に再度任せるかとなると、
これもまたアクセルとブレーキを
間違えないように注意しないと
いけないような状況だ。
ま、けっきょくは檀家の代表の
長老のおじさんがお寺と
集金の相談をしよう
ということで一旦落ち着いたのだ。
さあてどうなることか
ちょっと注目なのである。
で、すぐにdoironは神社へと
向かうのである。
そもそもだんじり祭りの中の
最も大切な行事というのが
「宮入」
で、この行事で各だんじりが
神社へと参拝に訪れるのだ。
もちろん入ってくる順番とかは
きちんと決められ、
警備、イベントの様子などは
あらかじめ決められた順序で行われる。
そして氏子代表と各だんじり関係者2名が
本殿に入って御祈祷を受ける
というのが宮入だ。
その宮入の入ってくる順番が、
くじで決まるわけで、
そのくじ取り式をこの日に
行う予定だったのだ。
寺の寄り合いを終えて
公民から駆け付けると、
ちょうど各町の関係者が
そろったところでした。
神主の誘導でまずは全員で
本殿に参りに行きます。
法被を着ている町や
そうでない町とか
それぞれでお参りに行きます。
氏子代表のdoironが最後尾を務めます。
そしてその後に広場まで戻ってきて
抽選を始めるのです。
くじの順番は昨年の順番で決まり、
1町ずつくじを引いていきます。
あ、我が地区の町は全部で7つです。
7町が弾き終えたら
一斉に開票されます。
神主が始めていきます。
「では順番に呼んでいきますので、
町名を告げてください。1番は?」
「はい」といって
手を挙げたのが我が町でした。
ああ~一番かあ。
一番の町には神社警備が
課せられるからちょっと重荷なのである。
でもまあ仕方ないか。
そうして7番までが順調に決まり、
くじ取り式は終了です。
その後、境内でビールなどの
飲み物がふるまわれます。
そんな中で一つだけ
大切な話を聞きました。
ある町が人員不足で
今年を最後にしばらく曳行を
中止するというのです。
ああ、ちょうどそんな時代だよねえ。
先ほどのお寺の世話人も
そんな感じで行き詰っていたもんねえ。
その町の代表とは同級生なので、
後日まあ一杯行こうや
ということで分かれてきました。
そして最後にだんじりの寄り合いです。
夕方以降にまたまた公民館へ
やっていきます。
司会をする代表の人が遅れるので、
「doironさん、先に始めといて」
と前から言われていたので
進行させていきます。
関係者が集まった中で、
今はまあこんなことを
決めていかないといけないだろう
ということを順番に話し合って、
ほぼ落ち着き始めたころに
やっと交代となりました。
いやあそれにしても、
こんな寄り合いが重なることも
あるんやねえ。
なんかとってもバタバタした
一日だったのでした。
おしまい。